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トマス・ホッブズの社会契約を「ゲーム理論」で社会学を読み解く|40代・50代女性の生き方をマインドセット哲学【株式会社OsakaChild】
トマス・ホッブズの社会契約を「ゲーム理論」で社会学を読み解く
ホッブズの理論が、どのぐらい妥当性があるのかを、この記事では見ていきます。
ホッブズの理論は、社会学の基礎を作り、神をないものとしてとらえた世界初の概念です。
かんぜんに論理的に一貫していて、うまく解説できているというのはじっさいはそうではありません。
しかし、重大な欠陥・論理破綻があるとかんがえられるのです。
では、その溝はどうすればわかるのか?
この記事では、ゲーム理論をもちいて解説します。
ゲーム理論でいう「囚人のジレンマ」とおなじ構造になっているのがわかります。
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まとめ|ホッブズの理論は自然権をすべての人が放棄しリヴァイアサンにゆだねることだけど実現していない
トマス・ホッブズの社会契約論は一般的にはむずかしいとされています。
そこで、この記事ではゲーム理論で読みといてみました。私たちの日常の意思決定や社会の仕組みがより明確になります。
ホッブズは、人々が自然のままに生きると「万人の万人に対する闘争」が起こり、秩序が生まれないと考えました。
そのため、人々は自らの権利を譲渡し、社会の安定を得る「社会契約」を結ぶのです。
ここで知っておいてほしいのは、なぜ私たちは個人の利益を超えて協力し、社会のルールを守るのか?という問いです。
ゲーム理論で考えると、「囚人のジレンマ」のように、個人の最適解と社会の最適解が必ずしも一致しません。
では、どうすれば最善の選択ができるのか?
それには、信頼やルールという「何かX」が必要になります。この「何かX」は今でも社会学がかかえている第三命題なのです。これからわかってくることなのです。
これは、私たちの仕事や日常生活にも当てはまります。個々の選択が全体の成果につながるように、適切なルールや協力関係を築くことで、より良い結果を生み出せるのです。
このようにホッブズの理論を知ることで、自分の行動を整理し、問題解決力を高め、実際のタスクを遂行しやすくなるでしょう。