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【高校3年生大学受験対策】高校世界史|アナーキズムを解説|株式会社Osaka-Childの40代母親の高校3年生の子ども受験徹底ゼミ
アナーキズム・アナーキスト・無政府主義とは
19世紀に生まれた革命思想の一つで、
国家の存在を否定
あらゆる権力から個人が完全に自由になること
を目ざした考え方です。
いわゆる無政府主義と呼ばれ、国家の代わりに労働組合をつうじて社会を運営していくというアナルコ・サンディカリズムへと発展していきました。
19世紀前半のフランスで
プルードン
が提唱し、後半にはロシアで
バクーニン
クロポトキン
といった思想家が登場し、一定の勢力を築きました。
国際労働者運動(インターナショナル)では、
マルクスを中心とする正統派のマルクス主義と対立
ロシア革命ではレーニン率いるボリシェヴィズム
と激しくあらそいました。
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まとめ|アナーキズムで知れることは「権力と個人の融合」
アナーキズムは、国家権力を否定し、個人が自由に生きることを目指した思想です。
この考えは歴史的に重要であり、19世紀の労働運動や社会改革におおきな影響を与えました。
しかし、単なる歴史の一部ではなく、現代社会でも私たちが直面する問題を解決するヒントを提供してくれます。
たとえば、自分の意見を持ち、組織や集団の中で主体的に動くことは、仕事や人間関係での自己実現につながる現実もあれば、権威側である社会・政府などとどのように付き合っていくかもたいせつですよね。
令和7年時点では、アナーキズムの対極の現実世界になっていると感じます。
政治にたいする関心は、SNSによりたかくなっていますが、今の自分が幸福でないのは政治の責任となりつつあります。無意識・無造作に政治批判を目にしてしまうため、脳の認識にインプットされてしまうからです。
実際、人生の幸福は、自分自身にあり、人生は運命的作用として自分では何もきめられない事実を知っておきましょう。