奥さんの思い出ポロポロ
けいひげです。
今日は奥さんの話でも。
奥さんは私とは正反対で、大変真面目な方です。
奥さんの実家に年に一回、帰省するかしないかなのですが、時間を持て余した時、暇つぶしに奥さん所蔵の本を読ませてもらってます。
その中に一冊、
明らかに他とは系統が異なる本があるのです。
なんでこの本があるの?と聞いた所、奥さんは幼少期の
思い出話を語ってくれました。
奥さんが小さい頃、今とは別の場所に住んでいました。そのとき、大変仲が良い友達がいたそうです。
ある日、奥さんが今の田舎に引越すことになり
引越し前最後に、その友達と遊ぶことになりました。
楽しい時間はあっという間に過ぎ、夕方、別れの時。
友達は帰るためバスに乗っていきました。
バスが走り出した時、その友達が窓から身を乗り出し、こう叫びました。
「○○ちゃん(奥さんの名前)、さようなら!
この本あげる!大事にして!」と。
友達は、バスの窓から本を放り投げました。
走り去るバス、見送る奥さん。
友達からの最後のプレゼント。
数日後、奥さんは友人からもらった本を胸に、
今の田舎に引っ越したそうです。
友達とは、その後疎遠となりました。
それが、この本なんだよね。
だからなんだか、捨てられないんだ。
そう言って、照れくさそうに奥さんは微笑みました。
うわー!ドラマみたい!いい話だな!!
その本が、これじゃなければな!
怖いよ!
呪いの干し首のエピソードとか掲載されてるし!
そら、捨てられないわ!
エピソードを聴いてる途中で爆笑してしまいました。
すまん、奥さん。
帰省するたびに必ず一度は読んでます。
面白いですよ、アウターゾーン。
おしまい。
サポートいただいた分は、全て息子に渡します(*´ー`*) ありがたやー