年収1,000万を超えたとき、「ぶっちゃけ何が変わった?」の話
「40’s Biz talk」は法人営業やBtoBマーケティングが専門の40代男性2人、杉本浩一と柳澤大介がお届けするポッドキャスト番組。
音声番組の内容を読みやすく要約してnoteでお届けしています。第14回は「年収1,000万を超えた時の話」です。
それでは、本編の内容をお届けします。
みんな大好き、お金の話
柳澤:今日はXのアンケートでリクエストが多かった「年収1,000万超えると生活がどう変わる?」という話。
杉本:みんなお金の話が好きですよね。資産運用の話も聞いてくれた人が多かったんですよ。周りの人から言われました。営業職の人ってそもそもお金の話が好きなんだろうな。
で、「年収1,000万超えると生活がどう変わるか」ですね。
柳澤:Xのアンケートはもう少しエッジを効かせて聞いたんですよ。「年収1,000万円をいつ超えたか知りたい?」みたいな。 これ言える範囲でどうですか。
杉本:全然いいですよ。
柳澤:いつ超えて、そこから生活がどう変わったかみたいな話をしましょうか。僕は年収1,000万を超えたのは35〜36歳くらいかな。 けっこう遅かったと思います。
当時はそのバーを超えるのが1つの目標だった。 年収1,000万超える人って、サラリーマンの中で割合がかなり低いのも知っていたので、超えたときは、「超えたなぁ(遠い目)」みたいことはちょっと思いましたね。
杉本:なるほどね。 私は1,000万円を超えたのは遅くて、 38歳くらいかな。LINEのマネージャーの時。
ちなみに33歳くらいの時に1回超えそうな時があったんですよ。 最初の通信キャリア時代に。でもその時は実はあまり良くない超え方で。
基本給はそこまで高くなかったんです。600〜700万くらい。 残業がその時のプロジェクトはめっちゃ多くて。僕が事業部で一番多かったんです。
本当にしょうがないなって会社も認めるぐらいの感じだったんで。その残業代がバーッとついて。
で、ギリギリ1,000万弱くらいのところまでいったと思います。 だけどもうお金を使う気力もないみたいな。お金を稼ぐ、使うとかじゃなくて、「休みてー」みたいな感じでした。
その後、転職して法人営業についてSNSで発信をしていたら、登壇依頼もきたりして一気に1,000万を超えました。
年収1,000万を超えた時の変化
柳澤:僕たちは30代中盤以降に超えたわけじゃないですか。 それで生活は変わりました?
杉本:いや僕は変わらなかったですね。夢も希望もない(苦笑)。
なぜ変わらないのか、超えるぐらいの時に意識しましたね。それは税金が高くなるからなんですよ。
柳澤:確かにねー。
杉本:給料が増えて喜んでいたのに、翌年の住民税まで増えて。結局、手取りが少ないじゃねえかって。
その頃からですよ、節税を考え始めたのは。あと経費。手元資金を増やす方法を一生懸命考えた。
いま振り返ると間違ってるんですけど、マンション投資とかし始めて。そこで経費計上したりとか。それは効果はあったんですけど。
柳澤:僕も資産運用し始めたのが、年収1,000万超えてからです。
杉本:そうですよね。で、僕思うんですけど1,000万を超えても本当に何も変わらないと思うんですよ。既にいろんな人が発信しているけど。
むしろ上がった時に「余計に取られる」ことに気づく瞬間なんじゃないですか?
本当にこのままだと給料を上げていっても意味がないから、何とかしなきゃってお金のことについて考え始める。それで結果的に変わってくるんじゃないですかね。
手元に残る資金を増やすために、会社を作ったり資産運用したり。もっと稼がないとダメだって思って転職する人もいる。
誰かが言ってたんですけど、地球の周りって人工衛星が回ってるじゃないですか?あれって引力で地球に引っ張られている。で、成層圏を超えないと落っこってきちゃうんですね。
だけど一定の高さを超えると落ちてこない状態で回っていられる。それが人工衛星。さらにその先に行くと、ふわーっと地球の引力に関係なく宇宙に羽ばたけるわけですよ。
「2,000万以上稼ぐとようやくそういう状態に感じられる」って言われて。あ、1,000万を目指してたけどそこじゃダメなんだ。2,000万いかないとダメなんだって気づいて、さらに努力する人達がいる。
だから1,000万は意味のない数字ではないと思います。「変わらない」「豊かにならない」っていうことを実感する数字。
柳澤:そうですよね。僕もそのころ小学生の子供がいて、出費も増え出したので、余計に自由に使えるお金は少ないなって思っていましたね。
杉本:タイミング的にもそうですよね。私は給料が増えたら飲み会の出費が増えて、貯金は増えなかったんですけど。
あと、コロナが来たじゃないですか!それでお金を使う場所がなくなりました。その時は独身だったんで使う場所がなくなったことによって、貯まりましたね。
僕の出費の大半は飲食費だったので。それがなくなると貯まるんだってことも、コロナで気づかされました。
子供ができた後は夜に出かけることが減りました。その結果、子供に使う分はありますけど、それ以上に僕自身が飲み会とかで使ってたんだなっていうのが明らかになりましたね。
柳澤:じゃあ、杉本さんは結婚して子供ができたことによって、かえって出ていくお金はセーブされている?
杉本:そうですね。出費は減ってます、間違いなく。
意識の変化と転職のしやすさ
柳澤:僕の周りでも1,000万超えても生活がそんなに変わったっていう人はいないけど、そのバーを超えると右肩上がりで年収が上がっていく感覚があります。
杉本:それはありますよね。なんででしょうね。意識が変わるのかな。なんでだと思います?
柳澤:意識も変わるし、転職もしやすくなるっていうか。
杉本:あーそうかもしれないですね。
柳澤:ステージが変わるっていうか、選べる会社が増える。前までは会社に選んでもらう必要があったけど、自分が選べる状態。
杉本:もしかすると1,000万っていう数字は、その人が仕事で成果を出してきたことを証明するバッジというか、タグなのかもしれないですね。
柳澤:確かにね。転職するときは前職の給与を聞かれますし。
杉本:そうですよね。年収1,000万円を目指している人が、アンケートに答えているのかもしれないけど。
1,000万だとたいして生活が変わらないっていうのを聞いて、夢が持てるんだろうか。私たちの頃って1,000万を超えると何かが変わるんだ!っていう意識のもと、頑張っていませんでした?
柳澤:そうですね。
杉本:だけど今ってたいして変わらないよっていう情報が出ていて、そのなかで頑張れるのかな、みなさんは。
柳澤:さっき杉本さんも1,000万を超えた後に年収が更に上がったって話がありましたけど、そこから給料が伸びていくって考えると、2、3年後にだいぶ豊かになるんじゃないですか?
杉本:でもグッて伸ばすためには、経営者や役員クラスになるしかないじゃないですか?
一般的なマネージャー職には限界があると思うんですよね。会社員の給料として。となると、会社員のままでは伸びなくない?
柳澤:そうですね。もう役員クラスにならないと難しいですよね。
杉本:でもさ、役員になるときって、今度は任期付きになったりとかしません? そうなっていくと、パンって突然仕事がなくなるリスクもあるよね。
一方、自分で言って思ったんだけど、そういう任期付きの役員になった人って、結局また声がかかるんですよね、他から。
柳澤:そうです。プロスポーツ選手と同じですよ。
杉本:稼いでいる人は、契約期間の中で成果を出さなきゃいけない。出せなかったら「今期限りで終わりに…」みたいな感じになるけれども、そこで鍛えた筋肉は衰えない。
そうやって実績を出して名前が知れてる人は、次の勤め先には困らないでしょうね。
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