LINE Payのサービス終了から、メルカリとビットコインの相性の良さについて考える
「40’s Biz talk」は法人営業やBtoBマーケティングが専門の40代男性2人、杉本浩一と柳澤大介がお届けするポッドキャスト番組。
音声番組の内容を読みやすく要約してnoteでお届けしています。第31回は「LINE Payのサービス終了を振り返る」です。
それでは、本編の内容をお届けします。
割り勘が便利だったLINE Pay
柳澤:今回のテーマは「LINE Pay、ついに日本のサービス終了」というニュースについて。
杉本:本当にお疲れ様でした。ありがとう、LINE Pay。
柳澤:終了は2025年4月だから、来年の春ってことですね。
杉本:LINEにいた時に、LINE Payも一緒にソリューション提案みたいなことをしてたんです。LINEのAPIの担当だったし、事業責任者でもありましたけど。
LINE Payとの一緒の提案はすごく多かったので、LINE Payにいらっしゃった皆さんとは本当に色々な思い出があるし、僕はLINE Payというサービスがめちゃめちゃ大好きだったので、本当にありがとうございましたというか、お疲れ様でしたと言いたいですね。
柳澤:僕はLINE Payと言えば割り勘や送金で使ったり、誕生日にLINEでギフトを送れたりするじゃないですか。結構使ってたんです。
杉本:私も使ってましたよ。「使ってましたよ」って言ったのは、ほとんどPayPayを使ってるんですけど。PayPayの方がポイントが貯まるので。
とはいえLINE Payも割り勘とかで結構使ってて、実はLINE Payの残高が残ってるんですよね。私がまとめて払うとLINE Payで送ってくる人もいますので。
今ではもちろんPayPayで送金をする人もいますけど、LINEで繋がった友達とはLINE Payで送り合うって感じだったから。
柳澤:だからUIっていうか、UXがとても良かったんですけどね。
杉本:良かったですよね。コミュニケーションをするのはLINEじゃないですか。コミュニケーションっていろんな形があって、ギフトを送るのもコミュニケーションだし。昔だったら恋人にラブレターを送るとかね。
前は手紙を渡していたのが、今だとデジタルでスタンプになって。お金を送るのもコミュニケーションの一つの形ですごく良かったよね。
柳澤:普段は僕もPayPayを使うこと多いんです。ポイントがつくから。LINE Payも何気に使ってたんでサービス終了は残念です。
杉本:てか柳澤さん、元メルペイじゃないですか。ライバルじゃないですか!
QRコード決済の使い分け、どうしてる?
柳澤:そうそう。今日その話もしたくて。LINE Pay、PayPay、メルペイ、それぞれ使い方が異なってきてるなって。日用品とか飲食店での買い物はPayPay使うんです。その理由はポイントで還元率が一番高いですよね。
LINE Payは買い物の場では使わないけど、プレゼントとか割り勘とかが使いやすい。
で、メルペイは最近どうやって使ってるかっていうと、メルペイでビットコインが買えるって知ってます?
優木まおみさんもメルカリでビットコイン買ってるって投稿してたんですけど、杉本さんはメルカリでビットコインとか買ってます?
杉本:買おうかなと思ってたんだけど、まだ買ってないです。僕もPayPayを使ってる理由が、それと同じようにポイントがそのまま投資になる。
柳澤:あ、できますよね。僕もそれやってます。
杉本:それに基本的に寄せようと思って。これ言うとメルカリOBとしては怒られちゃうんですけど、最近あまりメルカリを使わないんで。
柳澤:そうなんですか。僕はよく売るんです。でね、最近も売って2万円分ぐらい売上金があったんですよ。メルカリの売上金って以前は、メルカリの中で欲しいものがあったら買ってたんですけど。
そういえばメルカリでビットコイン買えるようになったなと思って。ビットコインって投機のイメージがあるから、手を出してなかったんです。
だけど、売上金だったらあぶく銭だし、最悪なくなってもいいと思える。だから売上金が貯まったらビットコインを買うようになりましたよ。
杉本:へー、それはいいかもしんない。私もメルカリから貰った300円分のビットコインがあります。それが増えて838円になってるから、増え方すごいことになってるんだよな。
柳澤:PayPayの投資はポイントが貯まらないと使えないじゃないですか。ポイントを買うってことができない。
だから買い物することによって貯まるポイントを投資に回していくんだけど、メルペイは売上金がなくてもチャージしてビットコインを買えるんですよ。
最初は試しに5,000円分買ってみたんです。ボラが激しいと思ったんで、勉強がてらどれぐらい動くか見たくて。
メルカリって今までは売ってるときしか見なかったんですけど、ビットコインを買ってから毎日見るようになったんですよ。だからアクティブユーザーが増えるんだろうなと思って。
杉本:なるほど!でも他のビットコインを買うアプリと何が違うんですか?
柳澤:売上金があるから初心者でも挑戦するハードルが低いし、UIがいいから簡単に買える気がしました。
杉本:PayPayで私がやってるのもなくなってもいい金っていうか、そもそもなかったはずのポイントを積み立てていったら80%プラスみたいになってるみたいな状態。
メルカリもその感覚なのか。あぶく銭じゃないですか。あったらいいな、みたいなお金を投資に回してさらに増えてるみたいな体験があるんですね。なるほどね。
メルカリはすでに金融会社になっている
柳澤:だからおもしろいなーと思って。これを提供してるのはメルコインなんですけど、どうやって儲けてるのかなと思って調べたら、乱高下の差額で儲かるらしいんですよね。
例えば5,000円買って、それが6,000円になった時に売ったとします。1,000円プラスですよね。そこに対して手数料がかかる。
逆に売値が4,000円でマイナス1,000円になっちゃう時もあるじゃないですか?その時も1,000円に対して手数料が発生する。
ボラが激しいから、どっちに触れても手数料がメルコイン社に入る。
杉本:マジかー。これすごいビジネスモデルだな。ってことはすげーメルコイン社って儲かるんだ。
柳澤:ユーザーが得しても損しても儲かるんです。
杉本:メルカリって不要品売買の手数料で儲けていたけど、実はもう金融会社なんだ。
ふと思い出したけど、丸井のエポスカードもそうだよね。私たち世代はあまり使わなくなってきてるけど、実は金融会社でエポスカードの手数料で儲けてるっていうのを聞いたことがあります。
柳澤:一人のユーザーとして使った時に、こういうあぶく銭って投資に使うんだなって感じたんです。PayPayもそうですし、メルカリはチャージもできるから売上金をフックに最初ビットコイン買って、それでうまくいったら更にチャージして買っていく。そこの動線がよく出来ていると思う。
いまはタイミーの競合事業のメルカリハロが注目されているけど、実はメルカリの金融事業もすごいんじゃないかと思っています。
杉本:いやーすごい。そのすごいやつ両方やってたのは青柳さんですよね。
柳澤:そう。いまのメルコインの社長は、僕がメルペイにいた、メルカリに新卒で入ってきた中村さん。めちゃくちゃ若いんですよ。まだ25とか26じゃないかな。
杉本:すごいね。俺もやってみますわ。
柳澤:ビットコインはインデックス投資と違って乱高減が激しいから、メルカリから通知が来るんです。「今日は10%上がりました」とか。激しく動いた時は結構通知が来る。1週間に2、3回は通知が来るんじゃないかな。
だから今までは2、3ヶ月に1回ぐらいしかメルカリを開かなかったのが、毎日とは言わないけど、1週間に4、5回開くわけですよ。
杉本:最近メルカリやってなかったけど、引っ越した後なんで不要品がいっぱいあるんです。さっそくやりますわ。
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