22.セブンルール
「セブンルール」という番組が好き。
3年前、カフェでそんな話をしたら自分のセブンルールをつくることになった。候補を出して、7つに絞る。これがわたしのセブンルール。
1.日々を手書きで記録する
2.心の動きを大切にする
3.自分がされて嫌なことを人にしない
4.悲しくなったらラーメンズ
5.背筋を伸ばす
6.「いつか死ぬ」と思って生きる
7.松尾容子であることに胸を張る
3年経った今でも全て"守れている"というかもう"無意識"に近い。追加も削除も必要ない、究極のルールだと思う。
1.日々を手書きで記録する
祖父が亡くなってから毎日の出来事を、万年筆でルーズリーフに書くようになり7年が経つ。これはもうわたしの遺書。死ぬまで誰にも読ませないつもり。
読みたかったら結婚しよう。そしてわたしより長生きしてくれ。
2.心の動きを大切にする
心の動きは今も重要な判断材料。心揺さぶりたいし揺さぶられたい。心はとても敏感で繊細。
「俺の心を揺さぶってみろよ!」発言に心揺さぶられ、どうしたらあなたの心を揺さぶることが出来るのかを考えている。人生のボス戦並に難関。楽しい、悔しい、揺さぶりてぇ。
3.自分がされて嫌なことを人にしない
母に言われ続けてきたこと。何かアクションを起こす前に、自分がされてどうなのかを一旦考える。そんなこと当たり前じゃん!とか思う人もいるかもね。当たり前じゃない人もいるんだよ。
人と自分は違うから、自分が良いと判断しても相手にとっては嫌なことかもしれない、なんてことは相手になれない限り考えても答えにたどり着かないだろう。ただ、自分がされて嫌だったことは、決して相手にはしないようにしてる。それだけ。それだけでもきっと、何かが違ってくると思う。
4.悲しくなったらラーメンズ
悲しくなったらYouTubeでラーメンズのコントを見る。公式チャンネルで公開されている100本のコントの広告収入は全て、日本赤十字社を通じて災害の復興のために寄付されるようになっている。わたしの悲しみが寄付に繋がるなんて素晴らしい。
5.背筋を伸ばす
これは物心ついた頃から母に、口酸っぱく言われ続けてきたこと。背筋を伸ばすことにより胸が張るので、ついでに自信もついてくる気がしている。最近は反り腰に悩んでる。
6.「いつか死ぬ」と思って生きる
日々、特に寝る前に死を意識するのだけれど、ある人に「そんなこと日々考えてるやつなんていないよ」と言われた。残念ながらここにいるのだ。そしてきっと他にもいる。
「いつか死ぬから」を判断基準に動くことが多々ある。いつか死ぬから、あなたに会いに行く。いつか死ぬから、想いを伝えようと思う。そんな感じで生きている。いつか死ぬよ。
7."松尾容子"であることに胸を張る
これに関しては、大人になってからそう思えるようになった。自分の名前に馴染めなくて悩んだ時期もあったけれど、様々なきっかけを経て受け入れられるようになった。やっと名前と心が互いに理解し合えるようになった。
昔は「子」にとても違和感があった。この漢字のせいで直ぐに女だと判断されてしまう。性別を感じさせない存在になりたかった。けれどいざ活動名を決める時、あれだけ違和感を抱いていた本名を、なんとなく離したくなかった。
要素を入れつつ、表記から左右されない数字にしようと10年前に405名義で活動を始めた。読み方も性別も左右されない。相手の感じるままのわたしを見て欲しかった。
命名の際に「わたしは"ようこ"としか呼ばん」と、亡くなった祖母が言ったのだと、祖母の葬儀を終えた朝、母が教えてくれた。だからわたしが、本名とかけ離れた名前を使わずに"405"として活動しているのは必然だったのかもね、と。
漢字もわりと気に入っている。いつかもし、苗字が変わってしまう日が来たとしても、わたしは松尾容子であること、そうであったことに胸を張り続けると思う。ありがとうばーちゃん。大切にするね。
思いつきから完成したセブンルール、結構気に入っている。つくるきっかけをくれた、あの日のカフェの話し相手に感謝。いつもありがとう。