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3K(キツい)

キツイ、汚い、くさい

私の仕事のことなんだけど

ちゃんと話したことないと思ったから、なんとなく書いてみた
今回はキツい編

【収入面】
当時はまだ、いや、今もだと思うけど…
新卒で正社員登用がなくて、
だから、契約社員スタートだった
ちなみに、もろもろ差し引かれて15万くらい
雇われだと固定給とかがほとんどだから、どんなに顧客数が多くてもお給料は変わらない、歩合制は雇われだとほぼない
そして、ボーナスというものと、通勤手当がなかった…み
新卒で入社して、内勤(工房・ショールーム勤務)しばらくは実家から通ったけど、定期代がとても高かったのもあって、ショールームで寝袋使ってたときがあった…ホントはやったらダメなやつ
でも、梱包に使う毛布もたくさんあったし、シャワーと防音ルームもあったから快適だった
その後、少しだけ一人暮らしして…今は亡き元カレと同棲したんだけど…
一刻も早く独立しようと思ったのは、3年上の先輩が契約社員だったから
3年経っても…新卒の私とお給料が変わっていないことに早い段階で気づいた
その時、技術者として正社員だったのは私が所属する店の約20人中3人
でも、みんな文句言わずに仕事していた
それが普通だと思っていたんだと思う

それで、入社早々にいつ辞めるか考える。
独立するって決めて頑張ってた
それを研修終わりの師匠に相談した
師匠は自分の事務所を持っていて、外部から来ている人だったから、私が目指すところ

最短で3年

そうやって言われた

終わりが見えたらあとはそこから逆算して動くだけ
やれることはだいたいやったんじゃないかと振り返る
就業前後に自主練もしたし
その時にとれる資格はだいたい取得した
休みの日には師匠の外回りについて行って出先での仕事も見た。
コンサートホールでの仕事も毎回見に行った
これが1番キツかった、自分の休みの日に勝手にやっているわけだから…、直属の上司にも黙って無給でやってるんだから…

私のいる世界では「技術は盗むもの」とずっと言われいる

自分だけが特別持っている技術は顧客習得とリピートの武器になる、誰もそんなペラペラと教えてくれない
だから、自分で可能な限りの技術を習得して、たくさん現場に出て、現状を抜け出すにはトップの隣にいるのが1番だと思った
1番になりたかったら、1番の人の近くへ
3番の人の隣にいても1番になる方法は知らないって考えたから
若いなりに考えて頑張っていたなって
今はもう無理…体力がね

でも、今こうやって続いているわけだから
無駄じゃなかったし、天職だって思える

【体力面】
キツいのもう1つは体力面
まだまだ男性社会のこの業界。男性でも辛いことが多いと思う
扱う楽器は大きさによるけど軽くて200kg
大きいと約500kgくらい

搬入とかで男性が3人がかりとかで運ぶ
一応私は…160cm,45kgくらいの女です…

ビックリするよね

最初は出来なかったんだけど
キャスターの下にお皿を入れる作業とかがあって
内勤のときは、1人が持ち上げて1人がお皿を敷くって感じでできるんだけど
出先でそれをやるとき、1人で持ち上げて足で敷いたり、背から肩辺を使って浮かせて敷いたり…
とにかく体がいつもバキバキ

技術を身につけたら、結婚して、子供が出来ても再開できるし、長く続けられる仕事だと思ったけど、短命かな…とここまで続けてきて思った。

だから、腰は悪い…
あと、肩こりと頭痛
細かい手作業もあるから目も疲れる
道具を入れて持ち歩くキャリーも重たいから腕も…
それから、車で行きにくいところは電車やバス…バスの本数が少なければ、歩く…ということで、脚もパンパン

結局、全身悪い

今だから、メンテナンスで鍼とか整体に行けるけど、当時はどうしていたんだろう…と思い出せない
若さでカバーしていたのか


私の仕事の寿命はいつやってくるんだろう

もしかしたら、明日耳が聞こえなくなるかもしれないし
目が見えなくなるかもしれない

だから、毎日しっかり悔いなく出しきる
いつ終っても後悔しないようにしたい

今の仕事できなくなったらなにしようかな

日本じゃなくて海外移住とかも楽しそう

そんなことを考えながら、明日からの出張の準備をする

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