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カジュアルすぎるTRPG「のびのびTRPG ソード」を、1人で回します!
まず、TRPGとは……
テーブルトークRPG、あるいはテーブルトップ・ロールプレイング・ゲーム(英: Tabletop role-playing game)とは、テーブルゲームのジャンルのひとつ。ゲーム機などのコンピュータを使わずに、紙や鉛筆、サイコロなどの道具を用いて、人間同士の会話とルールブックに記載されたルールに従って遊ぶ“対話型”のロールプレイングゲーム(RPG)を指す言葉。和製英語。元々はミニチュアゲームから派生したもので、アメリカで考案された、テーブルトップゲームである。
TRPG、TTRPG、tRPGなどと略記されることがある。また、会話型RPGとも呼ばれる。なお、TRPGと会話型ロールプレイングゲームはホビージャパンの登録商標である。
まあつまるところ…
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最近までやってたこの映画の元がTRPGだし、
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かつてカプコンが出していたベルスクアクションの元もTRPG。
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でもTRPGを始めようにも、ルールブックを買うとか、キャラシートがどうとか、ダイスがめっちゃいるとか、なんか準備が色々必要そうだし、敷居もちょっと高く感じる……
そんなあなたに!
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のびのびTRPG
個人制作から始まって、今ではボードゲームを多く発売している「アークライトゲームズ」から商業販売されているボードゲーム。
ボードゲーム?
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やることは簡単。
GMがカードを引いて、PLがサイコロを振ったり、ちょっとロールプレイしたりして、その場面で何があったか想像し合うだけ。
このGMとPLは、時計回りで担当が回っていく。
「GMってなんか難しそう…」と思うかもしれないが、このゲームでGMがやることは、「場面カードを引いて読み上げる」「ロールプレイが良かったか悪かったか判定する」だけしかやらないので、そこまで気負うこともない。
さて、このゲームは5人まで遊べるのだが、
記事のタイトルにもある「1人で回します!」をやる際には、専用のルールがある。
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簡潔にまとめると、以下のようになる。
・PCカードを1枚選ぶ
・自分がGMとPLを兼ねてゲームを行う
・イントロダクションカードを1枚引く
◯場面カードを引いて判定を行う 目標値はすべて-4する
◯判定の結果をツイートしたり、短文を書いてもよい
・「◯」を5回行った後、クライマックスカードを引く
・判定は行わず、展開を想像してツイートしたり、短文を書く
つまり、ダイスの判定がちょっと緩くなる以外はだいたい同じ。
今回はこのルールに沿ってプレイした記録を書いていきます。
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PCカードは8枚入っているが、表裏で違うキャラが描かれていて、それぞれステータスやスキルが違う。
「剣士」と「盗賊」は2人いるが、それぞれ持っているスキルが違う。
ここから好きなPCを1枚選んで、冒険を始めることになる。
ちなみにスキルの一例を挙げると、
「1の出目が出たら判定成功」
「1と2の出目を3にできる」
「ダイスがこのイラストの刀の上に乗れば判定成功」
等のダイス絡みのスキルや、
「すべての場面で相手にパンを売る」
「助言が素晴らしければ、GMの許可を得て判定+3してもいい」
等のロールプレイ絡みのスキルがある。
そんな中から、今回選ぶのは…
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2Dを振り、出た目の合計が「10」以上なら、あらゆる
判定に成功できる。このとき [力/技] は足せない。
女戦士!
いや…戦士か…?
やることがわかりやすそうな戦士を選択した。
「技」が低すぎるが、まあ殴ればなんとかなるか…
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ということで、必要なものを準備して、早速冒険を始めよう。
最初にイントロダクションカードを1枚引く。
このカードを引くことで、この物語の大筋が決まるというわけだ。
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武闘大会の行方
3年に一度、大陸の中央で開催される武闘大会。
君たちは参加者として、または観客として、この場にいる。
世界最強の戦士を決める始まりの合図とともに、
大会は誰も予想しなかった展開を迎える。
無数のトラブルを乗り越え、最強の称号を手に入れよう!
うってつけのあらすじを引いてしまった。
戦士ちゃんが武闘大会の参加者となって、色んなトラブルを乗り越えていくことになるのか…。
と、物語が決まったところで、次は「場面カード」を1枚引く。
ここからダイスを振ったりロールプレイしたりのやり取りが始まる。
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ドラゴンのねぐら
そのまま君たちが進むと、突然広い空間に出た。
足元でちゃりんと金属音が……数え切れないほどの金貨の山だ!
向こうでは、火の粉混じりの寝息を立ててドラゴンが横たわっている……
静かに……起こさないように、お宝を持ち出すんだ……。
いきなり何してんの?
ちょっと冒険しすぎてレベルが高い地域に入り込んでしまった……
とはいえ、ここで運良く無傷で抜け出せれば、強い装備を買って物理でぶん殴れそうだ。ここは何とか……
といったところで、軽く判定の説明を…。
これから6面ダイスを2個(2D6って呼ぶらしいよ)振って、その出目の合計に、PCカードの持つステータスを足した値が、場面カードに書かれた目標値以上であれば成功となる。
更に、1人用のルールとして、目標値がすべて「-4」される。つまり、カードに [力:10] と書かれていた場合、6以上出せば成功ということになる。当記事では、()内の数字が、表記から4引いた数字、という表記をする。
で、今回の判定は…
[技:14(10)] 以上で成功する。
ははっ、無理だわ。
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目標:10
出目:ダイス7+技1=8
判定:失敗
ほらね?
ということで、無事ドラゴンが起きたので、勝てるわけがない戦いに挑むことに…
失敗したら続けて下記の判定を行う。
[力:20(16)] 以上で成功する。
いやでも?力は6もあるし?ちょっとぐらい強くても倒せちゃうかも?
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目標:16
出目:ダイス6+力6=12
判定:失敗
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ダメでした~。
まあイキリすぎだね。
さて、この判定に応じて、ステータスの増減ができる「光カード」か「闇カード」を1枚引くことになる。
今回は失敗したので「闇カード」を引くが、マイナス効果しかないわけではなく、ちょっと扱いが難しいようなものが揃ってる、ぐらいに思ってもらえればよい。
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へ~~~~~~~~~~~~????????????
竜の一族
君は竜の血を引いている。
ピンチの時にかっこいい変身シーンをはさみ、
目覚めた竜の力が眼前の敵を灼き尽くす。
SKILL
ドラゴニクスギガバーストフレア [自身の力判定]
GMが「変身できる十分な広さがある」と認めれば、
「+1D」として判定できる。(ダイス1個追加できる)
ごめんなさい、とんでもないカミングアウトされて、雛菜が出てしまいました…。
なに?「よく見たらこいつ同族じゃん…」って気づいたやつ?
同族だぞって教えてくれたのがどっちなのかによって色々変わっちゃうんだけど……まあ強化されたからいいか…
広い空間であれば変身して強化できるようなので、必要になったら使うことにしよう。
この流れを5回なので、あと4回続ける。いきなり何かすごいけど、これから頑張っていこう!
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オーガ強盗団
遠くで馬車が爆走しているような音が……
「助けてー!」悲鳴の方角を見ると、大事そうな荷物を積んだ荷馬車がオーガ強盗団に襲われている!
見過ごしてもいいけど、助けたほうがいいかなあ……?
助ける~!
助ける場合、[力:12(8)] または [技:12(8)] 以上で成功する。
見過ごす場合 [闇] カードを得る。
なおさら助ける~~~!!!
けど変身して暴れたら馬車ごとやりそうなので、ここは普通に攻撃することにしよう。
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目標:8
出目:ダイス5+力6=11
判定:成功
オーガ強盗団を蹴散らせた!
馬車ごとやってないかちょっと心配ではあるけど蹴散らせたのでヨシ!
襲われてた人たちからも、光カードというすごい感謝を……
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仲間に引き入れてる~~~~~~~!!!!!!!!
軍団
君は1人ではない。
志を共にする軍団がともにいる。団結せよ!
BONUS
力+2(せまい場所だと力-1)
しかも閉所に弱くなってる!なんなんだよこれ!
まあでも、一生ついてきます!ってやつかもしれないしな…
じゃあいいか…
ちなみにこのステータスボーナスは、基本的にはずっと付きます。
だから判定の度に広いか狭いか考えなきゃいけないのを今気づいたけど多分忘れちゃってるね!
次。
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狂王の指令
かつて国をよく治めていた王がいま、
邪悪な指令を国中に行き渡らせている。
このままだと世の中が狂ってしまう。なんとか止めなければ……
それとも止めずに、混沌に身を委ねちゃう?
判定
止めるなら [力:13(9)] 以上で成功する。
止めないなら狂王の代わりに邪悪な指令を考えること(そして [闇] カードを得る)。
うおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!
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目標:9
出目:ダイス3+力6=9
判定:成功
っぶねええええええ!!!!!!!!!
物理でぶん殴って王を目覚めさせてあげました。よかった~。
これから武闘大会が待ってるというのに、主催が狂ってたらどうしようもないからね。これで信頼できる運営ができるってもんよ。
ってことで、家臣とかから厚いお礼を……
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でっ………
なんか出たぁ~~~!!!
大いなる剣 ”the Sword”
世界と、このゲームの命運を決するという唯一の力、無二の魔剣。
君の意思とともに振るわれる一閃が、今伝説となる。
BONUS
力+8
いやいや、狂王しばいたお礼にクソ強い魔剣を譲り受けるってなに?ラスボス?武闘大会めちゃくちゃになっちゃうよ……
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っていうかこの組み合わせすごい。
大いなる剣を携えた戦士が軍団を引き連れて暴れ回るし、強敵との戦いになると竜になって辺り一面灼き尽くしてくるって、こんなソウル系のラスボスみたいなやつが主人公なわけないだろ!
といったヤバイものをもらいましたが、冒険はあと2場面続く。
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尋問の時来たり
扉をぶち開けて、異端審問官が現れた!(ジャーン)
深紅のローブに身を包んだ、恐るべき異端審問官から逃れるすべはない!
「貴様の罪状は背信、迷言、破壊行為!神は背教者を決して許さぬ!」
罪を告白するか、それとも本当の背教者を告発するか、決断するんだ。
狂った原因こいつらじゃねえか!
っていうか狂王を目覚めさせるのにどれだけ暴れ回ったんだ。一応無罪を証明してみよう。
ROLEPLAY
罪を認めれば牢屋行きで [光] カードを、背教者を告発したら [闇] カードを得る。言いくるめるなら [技:14(10)] 以上で成功する。
技10なんかできるか~~~い👆💦
ここで変に抵抗するともっと面倒になりそうなので、諦めて罪を認めることにしよう…。
あれから██日……
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おバカ~~~~~~~~~!!!!!!!!!
暗所恐怖症
暗いところが怖いのって、当たり前では?
何がいるかわかんないし、ぶつかってこけるかもしれないし、穴に落ちるかもしれないし、それからそれから……。
BONUS
技+2(暗い場所だと技-2)
牢屋で何があったんだよ。一応竜の血を引いてるお前が暗所にトラウマを覚えてどうするんだ。
っていうか「広くて明るい場所じゃないと本領発揮できない」ってどうなってるんだ。変身するから?
でもまあ、軍団引き連れてるからな。メンタルがやばい時は周りが盛り上げてくれるだろ……
はい、次!ラスト!
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どう考えたって狭くて暗いじゃねえか!
盗賊ギルド
薄暗い路地裏を抜け、古ぼけた住居の階段を下ると……空気まで重く感じる盗賊ギルドだ。
情報を求めてやってきた君たちに、古株の盗賊がニヤリと笑いかける。
「ここで手に入らないものはねえ。対価を払える奴には、だけどな」
いくら払おうか……。
ROLEPLAY
盗賊に何を支払うか伝える。
即座に払えるものだったら [光] カードを、
後で返すものだったら [闇] カードを得る。
対価か………
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売るものがないな……
竜の血とか使うかな?
いや……武闘大会か……
もうすぐ行われる武闘大会の賞金を分けてやる!それで”対価”になるだろ!な!
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う~ん、正解!w
命知らず
君は危険を恐れない。というより、危険大好き!
高いところから飛び降り、魔物の軍勢に突っ込み、
ヤバいもうけ話に乗り、ヒリヒリするスリルを楽しもうぜ。
BONUS
力+1
「ハハハ……アンタみたいな女が優勝だとは……おもしれえ……」とか思われたのかな。でもここに至るまでの言動はだいぶ命知らずだよなあ。
まあでも?大いなる剣とか持ってるし?誰が来ても物理でぶん殴ればいいし?
こういうとこか…
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ということで、武闘大会に至る全ての冒険が終わった。
最後に完成したキャラクターが、
オーガから追われていた軍団を引き連れ、大いなる剣を携える女戦士で、
すぐ何も考えずに突っ込んじゃう命知らずなところがあるけど、暗所恐怖症っていう弱点があって、でも実は竜の一族で、有事の際には竜に変身できる能力も持っているらしい。
なんやねんこいつ。
主人公じゃねえだろ。
さて、場面カードの処理を5回済ませた後は、「クライマックスカード」を1枚引く。このカードには文字通りクライマックスに至る内容が載っていて、その指示に応じた判定を行うことで、物語の結末が決まるというものだ。
その際には、指示されてない限り、力/技のステータス値は足せないし、
「すべての判定」「常時」以外のスキルも使えない。
これだけ定められていて、後はルールをみんなで解釈していいらしい。
まあとにかく引けばわかる!
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へ~~~~~~~~~?????????
武闘大会は~~~~~~~~~???????????
マネーゲーム・エンド
邪悪なマネーファンドが君たちの大事な場所を買収するべく動き出した。
無慈悲な金の暴力に立ち向かうには……金の力しかない。
あらゆる手を尽くして金を集め、買収を阻止するんだ。
ちょっと武闘大会どころじゃなくなってる。多分自分の故郷がヤバい。
マネーファンドとトレードやってでも何とか奪い返すしかない。
ちなみに、1人ルールではクライマックスでの判定はしないらしいが、せっかくなのでやってみよう。
判定
みんなで合計5Dを振り、 [20(16)] 以上で成功する。
場に出たカードに売れるものがあれば、1枚ごとに [+1] のボーナスとして加えることができる。
またお金~?
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売れるものないよ~?
ここまできて剣を手放すわけにもいかないし、軍団を売るわけにもいかないし、売ったとしても1点だから割に合ってないし……
こうなったらポケットマネーで何とか20万出してやる!うおおおおお!!!
ドラゴンのねぐらを知るものよ、来たれ!!!
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目標:16
出目:ダイス25
判定:成功
25万オーラム出しました。
そんな出る??????
まあとにかく故郷は守られたのでよかった…。
でもクライマックスでこれだから、故郷を取るか、武闘大会を取るか、で悩んだのかもね。盗賊は後で考えればいいか。
で、この記事を書いてる今になって考えたら、ドラゴンのねぐらって……
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おいおいおいおいおいおいおいおい
本当にドラゴンを知るもの達が来ちゃったよ……
まあでも、売らないだろうな。
これで1つの冒険が終わった。

こんな感じのやり取りを複数人でやるだけという、めちゃめちゃカジュアルなつくりになっているので、もし興味があれば遊んでみてほしい。
ちなみに今回は「ソード」というバージョンで遊んだが、このバージョンにはオーソドックスなファンタジー展開が中心の内容になっていて、
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魔法絡みの展開が入ってる「マジック」も、「ソード」と同時発売している。あと「ホラー」と「スチームパンク」と「個人制作版」もある。
このバージョンはすべてに互換性があり(個人制作版は違うかも)、カードを全部混ぜて遊ぶこともできるらしい。
「ソード」と「マジック」を混ぜて遊べば立派なファンタジーになりそうだし、「マジック」と「ホラー」を混ぜてメチャクチャな世界観にしても面白そう。キャラクターだけ引っ張り出すのもアリかな?
という感じにのびのび遊べるゲームなので、ここからTRPGに入ってくれればみんな幸せになると思います。
僕はまあ……そのうち……
「のびのびTRPG ホラー」でも同じことしてるので是非。
いいなと思ったら応援しよう!
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