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「モミアゲ、蓬髪、スカーフェイス」


モミアゲ

自分ではもう普通すぎてなんでもないのですが、街のひとからすると、このモミアゲがどうも気になるらしい。

おかげで、来たのまだ二回目くらいの店で「いつもありがとうございます」と言われる。

とっかかりすぐに「モミアゲすごいですね」と言われるので、別にすごくはないのだけど、なにかとっさに返さなければならないのです。

最近の例では、

「ウーパールーパーっているでしょ?あれのエラみたいなもんですよ」

だとか。

こないだは、

「たいしたことないんですけど、ひとつだけ、狭いとこ通るときに役に立つんですよ」

でしたね。

そんなモミアゲですが、決して大切に温めてるわけではなく、口のまわりだけ最小限のヒゲを剃った結果がこうなだけで。

最近ではブラインドシェイブと言いますか、もう鏡も見ないでお風呂で手の感覚だけで髭を剃ってるんですね、なので唇の端からカミソリの幅だけ剃って、あとは知らん顔なんですよ。

考察すると、神戸は流行に対してコピペが多いので、主流のヒゲに眼鏡にカリアゲの中で、モミアゲに蓬髪にスカーフェイスが珍しいので目立つというだけなのではと。

それも僕の場合は、ファッションというか、ライフスタイルの表れであって、人生をこじらせた結果、やむなくこの形に落ちついてるわけで。

目立つ面倒臭さは捨ててでも、自分が生きやすい姿で生きているのでございます。

蓬髪

ほうはつ、ようはボサボサ頭なんで、「髪型」というかむしろ逆で、整えない「ままにする」ということなんです。

床屋に行かなくなって、もう20年ほど経ちますが、ほんとの「伸ばしっぱなし」には耐えられず、ほどほどで切ります。

まぁこれもブラインドカットと言いますか、うち、夜に電気ほぼ点けないんですよね、なので、そんな暗黒の中で手の感覚だけで髪を切ってるわけです、そりゃ凝ったことは出来ますまい。

まぁ、爪切りみたいなもんですね。

管理は最小限で、通気性がいいので蒸れませんし、夏場は日避けになって帽子いらずで非常に実用的です。

長髪よりもある意味自然なのかもしれませんね、他にも事情が多々あるのですが長くなるので割愛します。

ですが、幼少期に見たマンガやアニメのキャラクターは、ほぼ全員「蓬髪」でしたので、深層心理ではその影響かもしれませんね。

スカーフェイス

まさか「顔に傷あり」になるとは思ってなかったのですが、人生とはどうしようもないもんですね。

特に、人間はなにかあると反射的に身をよじるので、正中線上に傷があるのは異常ですよ。

整形でもしないと一生消えないのですが、もう起きてしまったことだから仕方ないです、男だから言えることかもしれませんが。

もう、この傷を愛してやれるのは世界中で僕だけなのですから、愛してやりましょう。

海外の研究結果では逆にモテるそうなので報われてます。

とまぁ全部、昔のマンガやアニメのキャラクターにありがちな特徴なので、僕の深層心理は、そんな幼少期の影響にどっぷり支配されてるのかもしれませんね。

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