アメリカの3人制プロバスケリーグ「BIG3」って知ってますか?
アメリカのバスケットボールと言えば「NBA」これは誰もが聞いたことがある、もしかしたら目に触れたりしたこともあるかもしれません。アメリカ3大スポーツのうちの1つです。
しかしアメリカには3人制のプロバスケットボールリーグがあることをしていますか??
2020年のオリンピックには「3人制バスケットボール」が選ばれたりして、少しずつ日本でも認知が広がったりしていますがアメリカでは2017年に3人制プロバスケットボールリーグが誕生していました。
アメリカ3人制プロバスケットボールリーグ「BIG3」ってどんなリーグなの?
まずこのBIG3というリーグを立ち上げたのは音楽界で有名なラッパーのアイス・キューブ(ICE CUBE)です。
アイスキューブは2016年4月13日のコービー・ブライアントの引退試合をみて「まだまだこんなにプレーヤーとして活躍できる選手が引退してしまうなんでもったいない。まだ引退するには早いと思う。もっと見たい。それなら引退した選手がまた活躍できるような場をつくりたい」という事でビジネスパートナーである、ジェフ・クワティネッツ(アイスキューブの元マネージャー)に相談後、
「BIG3」というリーグを創設したそうです。
エンタメ性を重視したリーグにしたかった為、3ポイントラインの外側に「4ポイントサークル」なるものを作ったり、競技中やハーフタイム中にはのDJや音楽などちょっとしたイベントも行われるみたいです(これは日本の3人制プロバスケットボールリーグプレミアリーグでも同様なので、もしかしたらBIG3を参考にしているものなのかなと思いました)
流石にやりたい!だけではこのような大きなリーグは出来ないと思うのですが、じゃあアイス・キューブはリーグ創設にあたってどんなことをやったのかというのが気になりますね。
元NBAのスーパースター「アレン・アイバーソン」が加入!?
まずリーグ創設当初にはNBAの元スーパースターでバスケを知らない人でも聞いたことがあるんじゃないかと思う人をリーグの顔として迎えました。
その他には「ホワイトチョコレート」ことジェイソン・ウィリアムズやケニオン・マーティンなどNBA好きなら誰もが知っているプレイヤーをアイス・キューブが持っているスポーツ人脈を使いまくってガンガン入れていったそうです。
しかし、ジェイソン・ウィリアムズは開幕戦に全治6か月の大けがを負ってしまったり、アレン・アイバーソンはプレーをかなり期待されていましたが開幕3試合で全くプレーできるような状態(プレイヤーとしてのコンディション)ではなかったそうで、すぐに辞めて挙句リーグより出場停止を受けてしまい、多くのファンを失望させてしまったそうです。
リーグ当初は色々と在りながらも2021年現在はリーグの人気も徐々に出てきており、近年までNBAで大活躍していたジョー・ジョンソンやリーグ創設当初からいるラシャード・ルイスなどが活躍しており、その他多くの元NBAで大活躍していた選手が多く観られます。
2020年オリンピック競技に「3人制バスケットボール」が採用されたので、恐らくこれから全世界で3人制バスケットボールが流行っていくんじゃないかと思っています。
もしかしたら流行るスタート地点はアメリカではなく日本あるプレミアリーグだったりするかも。その辺りはわかりませんが、もっと3人制バスケットボールを深堀していきたいと思います。
どんなルールなの?
FIBAの3X3とはルールが全然違っております。
「BIG3」のルールは基本的に
・コートサイズはNBAサイズ(3ポイントラインもNBAの距離)
・ボールの大きさは7号球
・試合時間は『無制限』(50点先取で25取ったらハーフタイムになります。※ちなみにリーグ創設当初は60点先取だったのですが、2021年8月現在は50点先取)
・ショットクロックは14秒
・1ゴール2点、3ポイントラインからのシュートは3点、フリースローは1本2点、更に3ポイントラインの2mくらい後ろに4ポイントシュートスポットなるものがあります。
・個人ファールはなし、チームファールが5個以上で相手にフリースロー2本とボールポゼッションが与えられる
・得点した場合一度プレーをリセットして、トップの審判からボールを受け取ってプレースタート(ちなみにディフェンス側はスティールや相手のエアボールの場合はそのままプレーが続行できる