UX JAM' 02 - Over 30s UX Talkに行ってきた。
今回のUX JAMは登壇される方、参加者が30歳以上の方限定のイベントだったので参加してきました。
自分用のレポートメモとしてアップ。
※登壇者の方が実際の話している内容と違う汲み取り方をしている可能性もあります。
※誤字脱字あります。
三井住友銀行に越境したデザイナーが感じたインナーUXのすすめ
三井住友銀行|デザインコンサルタント|金澤 洋さん
金澤さんは人間中心設計(HCD)専門家の資格取得者。三井住友銀行のプロダクトはデザイナーが横断的に加わっている。
もともと銀行はデザイナーを外部に依頼していたので文化や常識の理解がお互いなかった。そこでインナーUXが大事だよという話でした。
・お互いの文化や常識をしっかり理解する。
・デザイナーの人も銀行の人も文化が違う。
・プロジェクトのステークスホルダーが誰かを把握する。
・その人と議論するはじめにしっかり目線を合わせる。
・目的や背景をしっかりと理解する。
・合わせるところと主張するところの境界は見極める。
・IR情報にもUXUIに関する記事も出るようになってきた。
・2年前はデザイン資料はパワポ、メモ帳など使っていたが段々と使用するツールも増えてきた。
大手の銀行さんもUXUIが浸透してきた印象です。
SMBCのインハウスデザイナーは4、5人で現在募集中とのこと!
就労ビザ取得・管理サービスのUX / UI改善手法
株式会社one visa|UI/UX デザイナー|西垣 静さん
one visa | 無料から使えるワンストップ・ビザサービス
企業と行政書士と個人をつなぐサービス。
就労ビザ取得はとても大変で複雑、、行政書士に頼むと一人当たり20万くらいするところをサービスを使うことで時間なども圧縮できる。
・社長とデザイナーの二人しかいなかった。
・実際に使っているユーザーは「申請の途中でとまる」「情報が足りてない状態で申請する」申請そのものがわからず。何が分かっていないのかも分からない。ボールが誰の順番なのかも分からなかった。
・改善点としてパッと見で進捗がわかるように改善した。
・フォームのステータスの状態もどんな状況なのかを可視化。
・CSからのフォローアップを実施。
・数字や文字だけで判断するより実際にユーザーの声をきく。
・上記のことを踏まえデザインを改修したところ問い合わせの数がかなり減った。
・UXは会社全体で上げていくものなので一人で悩まない。
・立てた仮説は結果が出るまでできるだけぶらさない。
プロジェクトメンバーを巻き込んだ効果的な仮説づくり
Tigerspike株式会社|UXデザイナー|保坂 浩紀さん
クライアントワークでサービスをつくる時、全く知らない業界のデザインをするときのアプローチの話、ユーザーインタビューの前にステークスホルダーワークショップを行い効果的にユーザーインタビューを行う。
・プロジェクトメンバーと共にユーザに関する仮説を出し尽くす。
・クライアントが持っている情報や仮説を引き出す。
・ディスカバー2ヶ月かかるけどユーザへの圧倒的共感。
・プロジェクトメンバーとユーザーに関する仮説を出し尽くすとユーザーインタビューがとても楽になる。
・知らない業界のインタビューの設計が楽になる。
金融規制とUXデザイン(仮)
株式会社フィンプラネット|取締役 共同創業者|福岡 俊樹さん
・金融業界、勧誘規制強化。
・複雑化することでUXをどんどんそこなっている
・機能追加による競争とUX追求による競争
・保険などどの代理店にいってもほぼ同じサービス内容。
・保険代理店制度→代理店がやらかすと保険会社が責任をとならくてはいけない。
・金融UX向上するには→まずシンプルに商品をわかりやすくする。ビジネスモデルから考える。
半分くらい話を聞き逃してしまった。
UXとEX - 組織のEXデザイン -(仮)
パーソルキャリア株式会社|マネージャー/UXデザイナー|竹内 正人さん
・EXという組織デザインの話。従業員の体験
・どんな状態が心地いいか?をキックオフでUX語り合う。
・従業員は気持ちよく働くと事業へのコミットや実際のサービスUXにも生きてくる。
・多様性の受容、働きがい、メッセージの共有。
・それ以外にも自分たち自身のリフレッシュ雑談タイムあえて作る。
コミュニケーションが絶対必要なプロダクト開発においてあえて雑談する時間を設けて実際のプロダクトでも意見を言いやすいようにしていく。みたいな流れいいなと思いました。
IT REAL AGE TEST
チームラボ株式会社|UI/UXデザインディレクター|伊藤祐春(すけはる) さん
・チームラボは年齢不詳者がおおい
・仮説→そもそもIT業界の年齢不詳者がおおい
・そのものづくりの情熱からして精神年齢が実年齢より若いの当たり前!
実際に制作した診断サイトがすごい盛り上がっていました。
ユーザーと向き合うための調査手法あの手この手(仮)
ヤフー株式会社|デザイナー|福嶋 恵さん
・ヤフーファイナンスは個人投資家にむけたサービス
・ユーザー調査やUX評価について都度行なっている。
・ユーザーインタビュー調査会社によるモニター募集
・社員のなかから調査社員が6000人
・ヤフークラウドソーシングのサービスを使って調査することも
・ウォークスルーはPJメンバーがユーザーになりきってプロト検証。執行役員も混ざってプロト検証する。
・役職の区別なく皆でユーザー目線でプロダクトを、調査する
・またYAHOOにはサポーターズクラブというものがある、開発者とユーザーが交流し、サービスを一緒に作っていく活動。
チームのデザインスキルを向上させるためにやっていること(仮)
株式会社マネーフォワード|UXデザイナー|佐々木 俊弥さん
・デザインスキルを向上させるプログラムをつくっていく
・採用チームと共同してデザインスキルを洗い出したり。
・チームでブレストして参加者している人の意識・スキルを向上していく
聞き入ってメモを取り逃がしてしまった。。
今回フィンテック系のサービスをやられているデザイナーさんの話が多かった気がします。プロダクトに対して効果を出せるようにデザインの枠だけにとらわれず色々なことにトライしている印象を受けました。
自分の仕事にも持ち帰って頑張ろ。