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アインシュタインの名言?!
『狂気とは、同じことを何度も繰り返して、異なる結果を期待することである。』という名言が好き。
アインシュタインが言ったとか、言ってないとか、言われている。アインシュタインが言ってなかったとしても名言だと思う。
狂気というと、ちょと言葉が強い感じがするけど、言ってることは、その通りだと思う。
これって、電卓に1+1って入力すると2という答えが出るが、とにかくこの2という回答が気に入らず3にしたいと思ってるのに、永遠に1+1って入力しているってことだと思う。
そりゃ、3になるわけがない。単純化した電卓の話なら、みんな、なるわけないって納得できると思う。
でも、現実の自分の人生ってなると、なぜか、理解できなくなる。毎日毎日1+1って入力しているのに、今日もまた2だったと嘆いている。
3という結果が欲しいなら、2+1にするか1+2に、もしくは3×1でも良いし、18÷6でも良い。とにかく、入力する値を変えないと3にならない。
理論はわかっているけど、実践しない。実践しないで嘆いたり、イライラしたり、怒ったりしている。
私は経理や財務が得意で、バックオフィスを強化したいという社長さんとお話する機会がある。その都度、例えば、人が足りなければ中途で即戦力になるような方の採用を提案したり、担当者のスキル不足などで適材適所になっていなければ入れ替えを提案したり、そもそもその考え方って必要かという話をさせてもらう。
グループの会社が相手の場合は、私自身が出向してお手伝いしましょうか、という提案もしたことがある。
本気で会社を変えたい、成長させたいと考えている社長さんの場合、私の提案の通りではなくても、話をした後に、何かしら新しい行動を起こしている。私との話から何かしらヒントを得てもらえたのだと思うし、行動することが、新しい結果、それがプラスかマイナスかはわからないが、につながっていく。
逆に全く行動しない社長さんもいる。そういう方を見ると本当に残念に思ってしまう。
口では、成長したい、現状を変えたいなどと言っていても、行動は今までのまま何も変えない。
そりゃ成長も改善も起こらないでしょ、と本当に残念になる。
口に出して言うことってのも大切だと思っている。目標や夢は口に出して、周りの人たちに話すことで、同じことに興味があったり、助けたいという人とつながることができて、実現に向けた行動が加速することがあるから。
それでも、結局は行動を変えないと何も変わらないのだ。
例えば、月次決算の早期化をしたい、という話を受けて、業務の流れや仕組みをしばらく観察させてもらい、様々な要因がある中で一番大きな、現場からの報告のタイミングの改善提案をしたとする。
社長さんとしても『(やっぱり)そこがポイントですよね』と納得しつつ、次にくる言葉は『でも、これ以上店長に負担をかけられない』と。
私としては、そりゃ改善は出来ないよ、、、となる。一番の改善ポイントなのに、今やっていることは変えたくない、と。
他にもたくさん色んな言い訳を聞いてきた(笑)
こちらとしては、提案したけど、社長が本気でないならお手伝いは出来ないから、残念。と思って見守るしかない。
仕事のことで例えたけど、これって個人的なプライベートや家族との関わりなどで同じようなことが起こっているんだと思う。
もちろん自分自身にも言えることなので、私はこの言葉と出会って以来、座右の銘として心に刻み、現状維持バイアスと戦っている(笑)