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“アタラクシア”へ(Egg in the...)

斎藤エンさんの企画

Egg in the...

を見に行ってきました。

エンさんのインスタレーション展は、私の平凡な生活の中に些細な刺激をくれる、心臓をツンツンしてくれる(?)企画ばかり。

いつもエンさんが、衝動に駆られ、身を削り、命を削り、瞬発的に訪れるこの機会は、二度とない、唯一無二の場所。次があっても全く同じにはならないし、そもそも次の約束なんてありません。この機会を逃したくなくて必死に食らいついています。そんな人がもーっと増えればいいのに。いつも私はお話し相手を探しています。とか言って、自分だけで持ち帰って考えるのも好きなんですけど…何はともあれ!素敵な時間を、いつもありがとうございます。

今回の企画は、「天使」が作る世界。

いろんなことを考えました。
私の主観で受け取ったものをつらつらと並べると思いますので、事実だけ、人の感性など知らん!という人は、すみません!これは俺のnote!

天使たちが近づいてきたら、目を合わせてはならないとのこと。

ここは“アタラクシア"だそうですよ

天使たちは、この世界のことを、まだ何も知らないようなのでした。卵から孵ってどれくらいでしょうか。

天使に会うので、浮かれてとにかく白い花を!

花束を渡せば、不思議そうに眺めて、胸に抱えます。心を込めて贈った人の存在に気づいているのかは分かりません。

浮かれている私のポストも載せちゃう。
(Xにて #Egg_in_the で検索すると、世界の様子がわかります!)

メトロノームの音に合わせて、首を傾げる天使たち

静かな空間の中、メトロノームの音だけが響いています。

私が居る時、不意に、メトロノームの音が止まりました。天使たちは動揺するわけでもなく、ただ、今まであったものが無くなったのに気付きました。おかしいな?と音のしていた方を見て、一人がまた、メトロノームのねじを巻くのでした。

なんて可愛い天使たち!と思いながらも、何も知らない天使たちを私たち人間が欲望のままに見つめ観察することが、許されるのだろうか?と、背徳感が襲うような気持ちにもなるのでした。

そんな中、部屋に置かれた物と、添えられる言葉たち


手元にある写真が少ない・・・これはぜひ、SNSでたくさん探して見ていただきたいです。

孵らない卵、生きられなかった卵も
あるようなのです
悲しいことだけれど、ああ、そうか、とも思う
他人事のようでもどかしいけれど

ここは、永遠に“アタラクシア”であれるのだろうか?

そんなことを考えていると、哲学モードになってしまい、
ああ、私たち人間も、天使も、奇跡的に生まれて、人と関わり、外の世界を知り、磨かれ、汚れ、変わっていくのかなぁ・・・とか

考え過ぎですかね!!!!!!

お互いの存在を確かめ合い、欠けたところを補い合っているようにも見えるのです。これもまた、人間と同じですかね。

この清らかな天使たちが、いつまでも清らかであれますように、と、願ってやみません。

。。。とか考えながら帰って、写真集を捲ると、また考え事。



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全てのページを見終えると、私はどうも胸騒ぎがするような、そんな感じもするのです。

この天使たちが“アタラクシア"を去る日まで、平穏な日々が続きますように。

美しすぎる天使たちの世界に、墨一滴、落としたくないなあ。

ちょっと考え事が過ぎました。

空間にいる天使たちはとても清らかで、儚くて、可愛らしくて、愛おしかったです。

なんだか自分の受け取り方は、歪んでいるような気もしていて、言葉よりは、私なりに綺麗に残せた写真を並べました。

エンさんはカメラのプロなのに、私たち素人にも撮影を許してくれるんですよね。むしろ、楽しんでくれるんです。何度も言いますが、SNSに上がっている、参加者の写真がたくさんあります。器が大きいなあ。この素敵な思い出を胸に、これからも、写真集や、自分が拾い上げたものを、大切に何度も眺めたいと思います。

わたし個人的には、回数を重ねるごとに、カチンコチンに緊張していた最初の参加よりも、肩の力がいくらか抜けて(それでもあの空間はドキドキしますが)、自由に写真が撮れるようになったような気がします。

その後に読む写真集から受け取れるものも、増えたような、そんな気もするのです。気がしているだけですけどねえ!楽しくなってきて、過去作を見返しても、また新たな気持ちが生まれたりします。

写真集って面白いですね。
こんな気持ちを知れたのは、エンさんのファンになれたからです。ふふふ。

エンさん、企画お疲れ様でした!
いつもありがとうございます!

さて、読んでくださった方、ありがとうございます!
これは個人の感想で、展示で感じた想いはきっと千差万別、一つも同じものはありません。私じゃない人の写真を見たら、もっと違う思いがあるかも。

エンさんは現在、フリーランスでの活動はされておらず、どこまで宣伝していいのか分からないのですが・・・それでも魅力がゆえに絶対にそこらに散らばっている、エンさんの世界をのぞいてみてほしいです。私は大ファンなのです。

大遅刻noteでした。

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