コンボイが在ること

オリメンさんのコンボイショウ卒業が発表されてからこれまで、寂しいよりもずっとまたコンボイが見られるという楽しみが勝っていた。それほどのエンタメをくれるのがコンボイショウだと思っています。

ONE DAY
~Last Run! Run!! Run!!!~

と一緒に、この一夏の日々を駆け抜けてきました。

私は東京は週1で2公演、大阪はお留守番で名古屋は昼2公演。

私とコンボイとの出会いは、遡ること2019年。ご存知の方にはもう鬱陶しいと思いますが、説明の代わりに、記事の最後に過去の記事を貼り付けておきます。全イベント欠かさず見ているわけではなく、コンボイに会えるのを楽しみにしている外野、くらいに思ってください。

コンボイのある日々は幸せです。観劇日でなくても曲を聞けば思い出し、時々名シーンを思い出し、名セリフを思い出し、あの熱気渦巻く空間に溺れたくなる。

だから、見た作品の数以上に、私はコンボイに多くの日々を支えられてきました。

今まで、コンボイを見終わった日には、noteを書く手が止まらなかった。スマホの充電が減るのも気にすることなく、今の熱をどこかに解き放たねばと必死に筆を進めたもんです。

しかし、今回は、ずっとコンボイの期間を楽しみにしているのだけれど、どこかで終わりも感じていたのか、それとも、コンボイのことをよく知って、オリジナル曲を覚えながら好きになって、人も好きになって、受け取るものが増えて、整理できなくなったのか、不意に思い至ったものはつらつら書き連ねるけれど、一つにまとまることがなかった。だから、徒然なるままに日記を書いたりしたし、公演を見るたびに覚えきれなくて悔しいくらい受け取ったものを必死にメモを取っていただけだった。

だからここで上手に書けるか、まだ今のわたしには分かりません。メモや自分の心とにらめっこして、書けた時には載せるのでしょう。何度見たって、ああ、なんて素敵なシーンだ、というのが連鎖する。それはもう感覚的な、細胞レベルで受け取っていて、記憶が追いつかない。受け止めきれないほどに、そこにはキラキラ素晴らしいDNAが受け継がれ、脈々と流れているのでした。


オリジナルメンバー5人のシーンからスタート。物語は、居酒屋で最初の一杯を注文するまで。愉快でテンポがいい。何度この5人のシーンを好きになったか。お芝居であることを忘れてしまうような、でもしっかりと生のお芝居。幾度も見ても、台本通りの完璧に自然体な、小君良いお芝居なのでした。大きく崩れることもなく、淡々と、いつも新鮮に、楽しい5人の会話。

「生、5つ!」

ここで登場するのが若手たち。ただの黒いボックスだと思っていた飲み会机は布で覆われたもので、その後ろに隠れていた若手が、自分を隠していた黒い布を羽ばたかせてワッと出てくる。正直もうここで泣ける。

気がつくとオリメンさんと若手の境は無くなって、「烈風月光」が始まる。コンボイが始まる。

「ウォーオーオー」を私たちも言えるし、
早速カッコ良すぎるワンライン。それぞれみんながやってやるぞ!と言っている。肩を組んでいる。

これからきっと何度でも言うけれどコンボイのオリジナル曲が素晴らしすぎる。一曲残らず良い。一曲目をこれにしたのも天才すぎる。私の中ではこちらコンボイ随一の「漢」曲!
コンボイは、ジャジーとかおしゃれなのを想像していたので、こんな引き出しもあるの!ずるーい!ともう初見から度肝を抜かれました。

あと、
「ラストランランラン・・・」
「ワンデイ!」

をみなが連呼してこだまして言うやつあれなに〜??よすぎる〜
コンボイランドの最後にも、オリメンさんがセリフを少しずつ重ねて言うようなシーンがあったけれど、すごく効果的だし綺麗だったりカッコよかったりするよね。でもしっかりセリフ一つ一つが残らないと意味ない気もするし。意外と他で見ないので、コンボイの好きなところに認定します。

みんなで歌って舞うその最中、先ほどのシーンで白ワインをボトルで頼もうとしたタテ様が純白潔白の白でスポットライトを一人浴びる絵が印象的。ピアノの音に合わせて時がスローになる。名演出。後藤さんでしょうか。

そしてこの力強い曲の間に舞台は転換されている。舞台セットを構成するいくつかの台を巧みに移動させていた若手10名が曲の終わりにぴたりと動きを止める。

ファイティングカンパニーオーディション現場に切り替わっていた。

「これ!っていう役者、いないかな〜。」
「結局、出会いなんだよなあ」
「ここは神聖なオーディションの場なんです!」
「オーディションを受ける度、自分を知る」

ねずみさんは、どうやってこの立派な10人を選び抜いたのかしら。私はこの世に生きる誰よりも人を見る人だと思っている。
そして今回、与えられるセリフ全てに想いがこもっていて至高の時間。

本当に一つ一つ、さりげない一言まで、こんなに贅沢なあてがきは無いですね。

さて、個性豊かなオリメンさんがオーディションを受けにやってくる!その個性と愛おしさたるや!5人が登場すると会場は思わず拍手喝采!

コンボイ1優しいジュリさんが正月の羽つきボロ負けしたんかくらいの顔落書きでプロレスネタで攻めてきて(私は詳しくない雰囲気で察した)昭和ファンキーステップをお披露目する!

タテ様はもう我が道を!二刀流ですからね!コンボイランドの「大谷くぅん♡」引っ張ってますか!?二刀流どころじゃないよ!あとお茶目。ずっとシャレ言ってる気がする。「なんかヨウカイ♡」
あと、ピンヒーーーール!
ずっとエレガント。今回見た目はレディスだけど。

サムさんの柔軟性ってば驚き!あんなに足の上がる61歳どこにいるの〜?サムさんから始まる反りに名前をつけたい。ラオ(礼生)とリョーラ(遼太)を添えて。ジュリちゃんねるにて、みーんなサムさんのファンだった(笑)というくだりがありましたが、みんなを虜にする男サムさん。分かります。色気とダンディさと優しさ。

トクさん!あのシーンで思わずトクちゃーーん!て呼びたくなったのはきっと皆一緒。愛おしさとかっこよさとお茶目さとダンディさ兼ね備えているのはトクちゃんだけ!ずっと冗談言ってるんだけどあの溢れる自信と愛おしさでスター性が溢れちゃってるんだよなあ。

そしてジャズミさん〜〜!ここにきてジャズボーカルミュージカルはずるいわ〜大好きでした。オールジャズってました。この人が演出しているとかそんな難しい話は全て忘れる小さめで可愛くて素敵なおじさんなのが不思議だったりする。髪型のせいでめちゃくちゃにかわいい。誰より自然体で舞台上に立つ人。お芝居していることに気付かせてくれない。めちゃくちゃお芝居しているんだろうけれど。良輔さんを右腕にジャずるの最高だなあ。その他含め若手のジャジーな成長に期待!笑

自己紹介するメンバーの後ろで魂BOYZがずっとリアクション一緒にやってるのが絶対的グループで大好きだったな。個人的には、「ア、テンションプリーズ♡」なシーンで搭乗する皆さんが可愛くて楽しみにしていました。

まだ序盤も序盤で2,000字とは。
少し時間が経ったので、冷静に、楽しく思い出しながら書く作業になりそうです。同じ公演を見た皆さんと、お会いしてお茶でもできたらいいけど。人間忘れてしまう生き物ですからね。好きな場面もきっとそれぞれですから。そのどれもを共有したみんなで好きになれる舞台ですから。

きっとゆっくりになってしまうけど、また気まぐれに更新します。ありがとうございました。

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