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わたしが歩んだA3!とエーステ
Twitterの機能が進化して、自分に興味のあるコンテンツが広告として出るようになってきた頃。
当時のわたしはアイドリッシュセブン(こちらもいまだに大好きで大切なコンテンツ)に忙しかった。
しかしそれでもどうしても気になる宣伝広告が幾度となく流れてくる。
イケメン役者育成ゲームA3!
俺たちを咲かせてください!
そもそもアイドルものだって、ストーリーがあまりにも良かったからやっとはまったのだ。
アイナナ以上のものが来るとは思えないけど、そもそも土俵が違う・・・アイドルじゃなくて演劇・・・気になる・・・ストーリーがイマイチだったらやめよう・・・などと考えながら軽率に事前登録。
そしてアイナナにうつつを抜かしているうちにリリース日となった。チュートリアルから始める。
いつかの未来から始まったストーリーは、BGMもなく静かに始まって、今考えるとそれは舞台袖にある独特な緊張感だな、と思い出す。1幕が終わると泣いていて、それがたっぷり4組分。
それも、キャラクターたちが演じるお芝居の脚本もおもしろすぎる!古典を参考にしたり、キャッチーでわかりやすいテーマ、組の個性がよく出る作品に仕上がっていて、これで本当に舞台やってるところを見てみたい!と本当に思える。
とはいえ気になる先の季節の劇団員たちは稽古画面(育成作業)には出てくるもののなかなかストーリー上には登場しない。初心者に優しくない!と思いながらミニ会話をスキップしていたこともありました笑
しかしそんなことをしつつも読み進めて、季節ごとに個性が、組の色が、一人一人が何かを抱える人間としての厚みが、わたしを飽きさせなかったのでした。
一通り終わって油断していると、イベントとして始まった春組第二回公演。これが驚いた。
フルボイスとはいかなかったけれど、ストーリーの重みがすごい。
主演準主演が歌う主題歌、主演がぶつかる壁、組ごとに支え合う仲間達、そして本編同様間違いない脚本家皆木綴の実力。なんだこれえええイベントで!?
期間内にストーリー解放しないと読めない内容がこれ!?とんでもねぇな!!と思ったのでした。
エースリーはそういうとこあるので、早くに始めておいてよかったな、とは思うかも。今はみんな読みやすくなっていてひと安心ですが。
そしてCDのリリース、ソロ曲と各公演曲収録、数々のイベント、どれもビジュアルもビビットカラーでかわいくて、あっという間に自分の中で大きなコンテンツに。
そんなこんなしていたら、ついに出ました、舞台化!
ああ噂の2.5次元舞台ってやつだな!
演劇を観る機会は昔から楽しみだった。小学校に劇団が来てくれた時、中学校の修学旅行で観た劇団四季、高校で学校全体で観に行った劇、どれもとても感動して帰ってきた。この後、希望者は劇団員とお話しできますよ!という呼びかけに、興味はあったけど飛び込めなかったのを覚えている。
最近流行りの2.5次元は観たら面白いだろうけど(実際観に行ったものもいくつかあった)はまるのもこわいしやめておこう・・・と一歩遠慮していたところもあり、遠目に見守っていました。
でも、今までと違うのは、「演劇の演劇」だということ。舞台でどんなふうに、キャラが演じる舞台はどのように再現されるのか、気になり方が今までと違う。気になる気になる。ビジュアル発表もしっかりチェックした。
しかしまぁ落ち着こう、と思ってた。原作で十分楽しんでいたし、チケットを調べるまでの熱量はなかったかも。
しかし飛び込んできた、地元での大千秋楽ライブビューイング。
ここは待ったなし、すぐ申し込んだ笑
ライビュやってくれるなら逃す手はない、それくらいには興味があったらしい。
そして軽率に楽しみだな〜って見始めた、ら。
咲也がゆっくりと上手側から出てきて、大切に大切に言葉を紡ぎ出したあの日から、もうわたしはエーステに魅せられてしまったのでした。
あんなに大好きだったA3!。分かっていたのに、A3!ってこんなに面白かったっけ!?!?と再確認したのでした。思えば少し離れ気味だった気もする。更新頻度も落ち着いて、他ジャンルにうつつを抜かしていたかも?
終わって映画館を出た瞬間から興奮を抑えられずキャスを開き(笑)感想をぶちまけ、慌ててBlu-rayをその日のうちに予約した。
これがわたしとA3!からのエーステとの出会い。