16年使い続けた回るレンジ

つい先日、高校時代のインスタグラムの

ストーリーを見てちょっとジーンとした。

粗大ゴミシールが貼られた電子レンジの写真に

「結婚祝いにもらった

回るタイプのレンジ

これで何百回、何千回と

料理とかお菓子を作ったか。

何度か買い替えようと思ったけど

思い出が詰まっているし

使えるから中々捨てれず。

友達が遊びに来ると

えっまだこのタイプ使ってんの?

ってバカにされたけど

私は回る方が好き。

壊れちゃったけど

捨てるのが惜しい。

16年お疲れ様。」

(スクショするの忘れてたので絵はありません💦)

このインスタのストーリーを投稿した女の子は

高校時代の友人。

二十歳で同い年の大学生とできちゃった婚。

当時は、友達の間で

「絶対 離婚する」と思われていたんだけど

そんなことにはならず

3人の子供16歳 14歳 10歳を育てて

子を持つ親としては大先輩。

「16年お疲れ様」という一文を見て

20代、同世代の友人達が

色々と夜のみに行ったり

自分のことのために時間を使っている中で

20歳から子育てを最優先に

16年、母親をやり通してきたっていうことが

今になって、本当の意味ですごいことだなと

理解できた。

20代の頃の自分は、

なんとなく大変だろうなとは思っていたけど

特にすごいなと思えておらず。

ただ、自分が親になって2年半が経ち

一人でも子育てって大変なんだなと痛感する中

3人も育て上げたっていうことを

心から尊敬する。

また30代という年齢もあって

子供の理不尽な振る舞いに対しても

まぁ仕方ないかと思えるが

これが自分が20代前半だったら

仕事も新人ということもあり

プライベートと家庭の両面からのストレスで

メンタルが崩壊してる可能性あるよなと。

よく、「結婚してから妻が変わった。」と

離婚の原因として男性から聞くことがある。

そこに自分も、若干 共感したりもするのだけれど

最近、何でみたかを思い出せないのだけど

「なるほど!」と思わされた一文があった。

「自分が目を離したら、死ぬかもしれない

子供と暮らすようになって

人として変わらない方がおかしい」

ぐうの音も出ないくらい真理をついている。

確かに、子供がいつ死ぬかわからないという危機感は

父親より、妊娠中のつわりや、出産時の痛みを乗り越え耐え

我が子を産んだ母親の方が強く持っている(気がする)。

特に日本ではまだまだ育休をとる男性は少なく

仕事をしている時間は子育てから離れる。

保育園・幼稚園に預けられない期間

母親は、目を離したらいつ死ぬかもわからない

生き物を守らないといけない。

そんなプレッシャーを感じて生活する中で

昔は、許せた夫の愚行に

目が光るのは当然で それは親として健全な姿。

今現在の我が家のヒエラルキーはこのようになっている。

・長女2歳7ヶ月

・妻

・自分

いくら収入が増えようがフォロワーが増えようが

この順位が入れ替わることはなさそう。

だけど、「変わらない親の方がおかしい」

という言葉を聞いて

この順位を諦めるということではなく

受け入れようと思えた。

16年レンジで家族に料理を作り続け

きっと捨てる時に、あの時こんなことあったなとか

その16年間を色々と思い返してたんだろうなと思うと

「お疲れ様」と、まだ子育て終わったわけじゃないけど思い

「親になって16年って、すごいね!」っとDMした。

これは、自分が親になってなかったら

送れなかったなと。

一方で

「あの人、親になれる人じゃなかったんですよね」という

話を聞いたことがある。

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