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今年の夏、何をしよう。 #日々短文随筆
現在大学3年、今年の夏は何をしようか、考える。
緊急事態宣言解除後、都内でのコロナウイルス感染者数が増加傾向にある現在。
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コンピュータサイエンスを専攻する私は大学院に進学する予定であり、国内の他大学、もしくは国外の大学院を考えている。
「考えている」と言ったが正確には「考えていた」が正しい。
大学入学時には海外志向が非常に強く、将来は海外で働きたい、その足掛かりとして海外の大学院に進学したい、と考えていた。
そのため、留学に必要な大学での成績並びに英語の運用能力を客観的に評価する試験のスコア等を常に意識して今まで大学生活を過ごしてきた。
しかし、最近になって、海外の大学院に進学する、ということの「リスク」が見えてきた。
コロナウイルスが、このような「リスク」を考えさせるきっかけになったことは紛れもない事実である。この「リスク」については、今度まとめてみようと思う。
具体的に列挙してみると、コロナウイルスにより、国外への渡航規制がかかり、今までのような移動が難しくなったこと、コロナウイスルによって外出が規制されたことで、かえって今まで連絡を取らなかった旧友と連絡を取るようになり、様々な考えに触れることができたことなどが、きっかけであった。
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私は、日本の大学院に進学して、「仲間」を探したい。
小学校、中学校、高校、大学と、キャリアを積み上げていることで、自分と属性が似た人達が、周りに残されていく。
修学と労働の境界、大学院で過ごす日々で、「日本」を変える「仲間」を探したい。
そのために、今年の夏は大学院の入試に向け、勉強をしようと思う。
大学3年ということもあり、周りでインターンに参加するという人もいる。
しかし、コロナウイルスの影響下、そもそもインターンを募集していない、もしくは出勤ができずにオンラインで行われる、といった状況。
この夏、このような状況でインターンに参加するよりも、志がより高い同士に大学院で巡り会うための準備をしたい。
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私は、日本のIT力を向上させることに貢献したい。
ここでいう「IT力」というのは、世界にサービスを発信する一流企業、いわゆるGAFAのような企業を有する、と言い換えられる。
現在の状況を思索してみる。
日本のみならず、世界中の国家がそのような企業の「植民地支配」を受けている。
サービスが国境を越え、プラットフォームが統一化された現在、情報・資産諸々は有力企業に集中している。もはや、有力企業は「国家」を築いている。
かつてはそのような有力企業に就職したいと考えていた。私もその「国家」の一員になり、サービスを提供する側に立ちたいと考えていた。
しかし、このままでいいのか。
外出規制期間中、自宅で過ごしている時間、利用していたのはそのような「国家」が提供するサービスばかりであった。
国境を跨いでサービスが行き交う世界構造は素晴らしい。
ところが、ただその恩恵を享受するだけではまずいのではないか。
日本はもう遅れをとっている。
「人工知能」に関する研究が盛んに行われ、社会の認知度も上がり、2045にシンギュラリティが訪れると言われている。
IT革命、モノのインターネット、5G。その先に待ち受ける「人工知能革命」。
現在の状況を思索してみる。
人工知能を利用したサービスのプラットフォーマーとしての覇権を奪い合う戦いの火蓋が切って落とされようとしている。
いや、もうすでに、「国家」の間で始まっている。
そこに日本に勝ち目はあるのか。
今までのように負けてしまうのか。
私はこの戦いで、日本を勝たせたい。
そのために、日本で「仲間」を探したい。
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