量稽古。手数を増やすには迷いを減らす。no.568
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どんなことでも、
最初に取り組むときは一定の期間、
とにかく量をこなすことが必要な期間がある。
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20代でフォトグラファーを名乗り始めたときも、
アートギャラリーのスタッフとしての
肩書が先についてしまったので、
週ごとに変わっていく展示を、
とにかく撮影して、編集して、
それを作家さんやお客様に対して
公開するというのを、
年単位でやり続けていた。
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今は、また別の量稽古が必要な時期なんだけど、
量をこなすには、
とにかく手が止まったり、
思考が止まる、悩む瞬間を減らす必要がある。
その小さな脳に対する負荷が
数をこなすとチリツモでダメージになるし、
スキマ時間で動こうとするときに、
その小さな段差が超えられなくて、
億劫になって、動きが停滞してしまう。
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例えば写真なら、
撮るアングルや、バリエーション、
編集の際の手順での小さな悩みを、
定型化することですぐ取りかかれるようにしていた。
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定型化しながら、数をこなしていると、
やれることが増えたり、
新たなチャレンジするようになったりしてきて、
また次の迷い悩みが出るようになってくる。
そんなときは、
また新たな定型化に取り組んでいた。
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いまの私の取り組みも、
多忙によって停滞していていた先月が終わり、
今月、再度行動量を増やしてきたからこそ、
悩みの真っ只中にいる。
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今日は、そんな現状を俯瞰して、
小さな悩みや、思考のつっかえ、
迷いポイントを洗い出して、
新たな判断基準を仮置きする1日にするのです。
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毎日の取り組みなんて、本当に地味。
それがどんな未来につながるのか、
足元だけみていたらわからなくなる。
だから、目線を高く、
突き抜ける秋空に向けて、
今日も1日歩みをすすめましょう。