ファクトと構造を知ることで、適切な行動ができる。no.529
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先日Xをつらつらと見ていたら、こんな記事に出会った。
晩婚・子なしで、
ばっちり日本の少子化にしっかり貢献している私は、
なんとなく気になって見てみたんです。
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このnote、2万文字超えの大ボリュームだけど、
少子化かなり大きく複雑な問題をそれを極力、
ファクトをベースに客観的に、
そして引いた目線で全体感がつかめるように示してくださってた。
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筆者の樫田さんの課題感は、
少子化はヤバいと言う認識は多くの人の間で広まっているけど、
その実態が正しく認識されていないのではないかというのもの。
たしかに、「少子化問題」常々言われているけど、
何が課題でどんな構造になっていて、
そして、どこにどんな打ち手がされているのか?
って、実は正しく知らないし、
説明されているものを見たこともなかった。
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樫田さんが書かれていることで、一番の要点はここ。
・政府が行う少子化対策の99%は「子育て支援」に集中している
・一方で、少子化の要因を分類すると「結婚行動の変化」が70%、
「出産行動の変化」が30%と言う割合になっている
(「子育て支援」は後者に向けた施策)
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また、個人的に気になったこととしては、
・結婚しているが、子供がいない割合が3.5%から9.9%に増えている
(これは私を含め、周りを見ても実感と合う)
さらに、個人的に驚いたこととしては、
・20代女性の約30%が、東京に集中している (居住している)
・18-34歳女性で交際相手がいない割合は40年間ずっと変わっていない
(76%→72%)
の2点。
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東京集中について、
"東京"が東京都を指しているのかが出典を読んでいないから分からないけど、仮に東京都だとすれば、全人口の約10%が住んでいるはずだけど、
若い世代にすると30%まで跳ね上がるんですね。。
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交際相手がいない割合について、
よく草食系とか言われたりするけど(すでに古い言い方?)、
この割合が、私達の親の世代やバブルの頃から
変わってないというのは、
普段なんとなく捉えている印象とは全然違いますよね。
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こうやって、ファクトを構造化しながら整理すると、
本当に取り組むべきことが見えてくる。
それは別に少子化問題のような大きな課題だけじゃなくて、
私個人や、個人の事業について同じなんですよね。
現状,ファクトを見える化し、構造を捉えることが、
まず何よりも大事で、第一歩目なんだと思う。
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今年のお正月期間に、
私個人と私の個人事業についての収入(利益)と支出(含む経費)の流れを
A4 1枚にざっくりと図示してみた。
そうすると、双方でそれなりのキャッシュインはあるものの、
一方で、キャッシュアウトも多大にあり、
随分と、無駄が多いことが詳らかになった。
改めて一目瞭然となっている。
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以前から個人の会計も事業の会計も、
それぞれ整理&数値化していてそれなりに把握していたもりで、
昨年から「廃棄」を大きなテーマとして取り組んでいた。
でも、
個人と事業をセットで、さらに抽象度を上げて構造レベルを中心に紙一枚にビジュアライズすると、改めて発見が色々とあった。
・まだまだ無駄だらけだ。
・取り組む優先度こっちのが高くね?
・インカムを増やすのは、ここでいくら、こっちでいくら
・・・などなど。
当たり前だけど、
出るのを減らすか、
入るのを増やすか、
しかないんですよね。
そうやって生み出した余剰を、
この1年で取り組むと決めたところに振り向けていく予定。
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今年を意味のある過ごし方にするためにも、
年初は何よりもまず、
この見える化とアクションの決定だ!
と思って取り組んだんだけど、
少子化の記事を見て、改めて大事な取り組みだなと再認識したのでした。^_^