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積み上がることをやりたかった。no.462


人間関係にせよ、仕事にせよ、
常にゼロからばかりじゃ大変で。

今日築いた関係性や仕組みが、
明日に繋がり、前へ進み、
今日よりも少し、
動きやすく生きやすくなっていてほしい。


積み上げた積み木をすぐに壊されたり、
突然土台を揺らされて崩れたり、
積み上げてる途中で『はい今から別の積み木ね』
って変えられてしまったり。

そういうのは
なんだか終わりがないような気がして、
やり続けるのはちょっとゴメンだなと思っていた。


だから私は、
組織に邪魔されずに
自分でしっかり積み上げ続けられるようにと思い、
色々な事業にトライしてきた。

でも自分で作ったり、選んだ積み木は、
なかなか積み上げにくいものが多くて、
自分の積み木は、
当初思ったほどの高さに至っていないのが実態だ。


一方で与えられる積み木の方は、
だんだん規模が大きくなっていったり、
積み上げたら目立つものになったり。

ほどよい難易度で、
取り組むほどにスキルも上がるし学びもあるし、
ひとときの満足感も得られたり
目先はそれでも悪くないと思えてしまうのだ。

でも、その積み木は他人のものだから、
自分がずっとその高さを享受することはできない。

その現実は変わらない。


最初に自分で選んで取り組む積み木は、
一見難しくても
コツをつかめば積み上げやすく、崩れにくいものがいい。

でも、私はその選択と判断がまぁまぁ適当で、
変わったものや面白そうなものを選びがちだった。

そういうものを選んではいけないわけではないが、
序盤に選ぶものではない。

戦略とは順序なのだ。


積み上がることをやりたかった。

そんな最初の想いに立ち返って、
脇目も振らず取り組んでいく。

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