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決断とは『やめることを決める』こと no.456


先週金曜で、ようやくコロナ自宅療養期間が終了。

今までにない引きこもり

丸一日、家から出ない日なんてない私が、10日間も家に引きこもってるなんて人生初でしたね。

前半は体調も悪く、ぼんやりする頭ではあったけど、たまっていた本をゴロゴロしながらいくつも読んだり、少々考えごとをしたり、いつもとは違う時間の使い方ができたりした。


最近、心に残っている言葉

で、そのときの本ではないのだけど(笑、

とても心に残っているワンフレーズが本日のタイトル。

トヨタ自動車の豊田章男社長の言葉だ。

決断とは「やめることを決める」ことである。
「やること」を決めるのは決断ではない。

トヨタ「家元組織」革命 -世界が学ぶ永続企業の「思想・技・所作」-

決断とは、退路を断ってやると決めること。そんな側面ももちろんある。

でも、"やること"ばかり決めていったら、過去の"やること"に縛られて動けなくなってしまう。

実際に豊田社長は就任以降、大量にいた役員を減らしまくったり、アメリカやオーストラリアの工場を閉鎖したり、右肩上がり前提の組織体制を止めたり、過去からの慣例となっていた、様々なことを止めまくっている。


ドラッカーも同じことを言っている

そういえばドラッカーも、イノベーションのためにも『まず廃棄から始めよ』と、計画的に捨てていくことが重要だと説いている。

街を作ると言ってみたり、水素エンジンだと言ってみたり、新しいことぶち上げる印象の強い豊田社長だけど、裏側では決断(止めること)も多数やっているわけだ。


私の事業と生活にも、決断を

大企業やドラッカーの経営ような話ではないけれど、私個人にも決断が多々必要だと最近痛感している。

私はいろいろなことに首を突っ込んでしまうので、気がつけば、やることだらけになっていることが多々ある。

そんな中でも、仕組み化,自動化を駆使しながら、やりくりしていて、

『よく時間ありますね、どうやって時間作ってるんですか?!』
とか
『バイタリティありますよね!』
と言っていただくことはよくあって、
それは有り難いし、我ながらよくやれてると思うところではあるけど。

でもやはり、だいぶギリギリ限界になってきている感じがするんですよね。

そんなタイミングだから、決断とは「やめることを決める」ことである。というフレーズがじわじわと効いてくる。


決断すべき、心当たりはある

外からは見えるようなことではないけど、地味に時間を使っていることや、

時間を使っていなくても、

何も手をつけれてないな…とか、放置しているな…というように、時々、気持ちや認知力を使ってしまうようなものが、実はいくつもあって。

だから僕にとってやめる決断をすべきなのは、まさにそのような案件たちだんだ。


地味に廃棄を開始中

実はそんな決断(やめる,廃棄)のアクションに、今月入ってから着手していていっている。

こういうアクションって、やったからといって何か成果が出るわけではないし、他人に見えるわけでもないし、劇的に時間やお金が浮くようになるわけでもない。

でも、止めていくことに、心が軽くなっていくことが、自分自身でとても良くわかる。


そうやって、心を軽く、気持ちを軽くしていくことで、

未来への戦略を立てたり、それに対する種まきやアクションがきちんとできるようになっていくんだ。

それがイノベーションへの第一歩。


実際のところは地味ーな内容が多いんだけど、

そんな目に見えない水面下の取り組みを、引き続き着実に進めていこう。

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