02 コーチングスキルをいくら上げても、ビジネスを知らなければ稼ぐことはできない。
友人が「コーチングを学んだからプロコーチとして複業したいけど、クライアントが取れずに困っている」という相談を受けて、事業会社でマーケティングの仕事をしているボクの視点で解決方法を探っています。
「プロコーチとなる!」ということは、言い換えると「自分のビジネスを始める!」ということです。
「・・・ビジネス??コーチングをして、人を応援したいだけなんだけど。」みたいなことを言う人は、ボランティアで無料でやりましょう。
ボクが考えるコーチングビジネスの複業は、
・社会との接点が増える
・人生に相乗効果がある
・継続的に収益がある
の三つの条件を満たしているもの。
ということで、友人には”どうやってコーチングでビジネスをつくるの?”ということを紐解いていきます。
毎月決まった日に給料が振り込まれるサラリーマン。
決まった時間で働けば、毎月給料をもらえますし、会社によっては、黙っていても、年に数回ボーナスももらえます。
オフィスには机もあれば、イスもあって、電話もあれば、パソコンもあるし、コピー機もあれば、ネット環境もある。
問題があれば、上司が何とかしてくれるし、部長が何とかしてくれるし、社長が何とかしてくれるし、顧問弁護士が何とかしてくれる。
(意識しているしていないはわかりませんが)メチャクチャ恵まれている環境の中でしか仕事をしたことが無いサラリーマンが「ビジネスをつくる」って言われても、一体どこからどうやって手を付けて、つくっていけばいいのか全く見当もつきません。
ビジネスは、価値を提供して、収益を上げればいいという理屈は、誰でもわかっていますが、どうやって価値をつくって提供すればいいのか、どんな準備をしたらいいのか、戦略をつくるにはどうしたらいいか、やったことがなければイメージすらできません。
ボク自身もサラリーマンとして20年以上働いているので、その気持ち、すごくよくわかります。
コーチングビジネスで言えば、「コーチングを学んだから、困っている人にコーチングで助けてあげて、お金をもらえるようにすればいいんでしょ?」みたいに考えるので、コーチングの技術を上げればクライアントも自然とついてくる、集客さえすればうまくいく、なんていうことを考えてしまいます。
しかし、それでは無理です。
いくらコーチングスキルを上げても、集客がうまくいっても、継続的にビジネスをすることはできません。
理由は、簡単です。
ビジネスのつくり方を知らないからです。
ビジネスは、スキルを上げる、集客するといった一部分だけですべてがうまくいくようなものではないですよね。
なので、コーチングビジネスをするためには、コーチングのスキルも大切ですが、ビジネスをつくることにもリソースを振り分けましょう。
では、どうやって自分のビジネスをつくればいいのか?
次回に続けます。