【58歳でFIREする100日前】-74days
昨夜の月は大きかった。
藤原道長が「望月の歌」を詠んで千と十年なのだそうだ。
今年のNHK大河ドラマの登場人物だ。
千年以上も前から、月は同じように輝いていたのだろう。
アブダクションという推論のことを書いた日があったが、あれは「驚くべき事実があって、それを説明できる仮説を立てる非演繹法」と習った。この「驚くべき事実」という言葉でいつも思い出すのが月のことだ。
まず、月の模様はいつも同じ。ずっと地球を向いている面が変わらないということだ。それはつまり月の自転周期と地球の周りを回る周期が同じだということだ。千年以上もいや何億年も?ずーっと地球を見つめているなんて、まるで誰かに観察されているようだ。これは何の意味があるんだろう?
それから太陽と視直径がほぼ同じ。そのため太陽と月は世界中の文化で対比的に扱われるし、皆既日食や月食というダイナミックな天体ショーもちょくちょく起こる。なぜ同じ大きさなんだろう?
それから女性の生理現象と月の満ち欠けの周期が同じ。これはなぜなんだろう。海の潮汐ならば重力で物理的に説明がつくけれど、生命の仕組みになぜ相関があるのだろう?
これらの疑問について、今まで納得のいく仮説を見聞したことがない。誰か面白い仮説を唱えていたら教えていただきたい。