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【58歳でFIREする100日前】-95days
著作(財産)権の存続期間は、著作物の創作時に始まり、著作者の死後70年を経過するまでです(著51条)。ただし、共同著作物については、著作者が複数人いるため、最後に死亡した著作者の死後70年とすることが規定されています(著51条2項かっこ書)。なお、著作(財産)権が第三者に譲渡されていても、この存続期間が変わることはありません。
数年前、会社のすすめで知財検定という国家試験を受験した。特許権、意匠権、著作権などの勉強をした。人間が頭の中で考え出した知的労働が「財産」として法律で守れるということがわかった。特許権は出願日から20年も保護される。意匠権は出願から25年も保護される。実際にそんなに長く事業が続くようなことは自分のプロジェクトにはなかったから、なんて長い期間守ってくれるのだと感動した。
ところが著作権を勉強してさらに驚いた。著作権は、著作者の死後70年も守られるのだ。(死後なので遺族のための収入を守るということだけど)。つまりどんなに長生きしても生きている限りずっとなのだ。しかも、特許や意匠のように面倒臭い出願書類を作らなくてもいい。ただ創作が行われたその瞬間に著作権は発生するというのだ。元手もゼロで誰でも財産を持つことができる。これを資本にして権利収入を達成できれば、もう一生安泰である。いや一生プラス70年。孫の代まで安泰である。
そしてさらに強力なのは、二次創作に対して原作者の著作人格権というものは最強に保証されていて、誰にも奪われないのだ。放棄すらできない。そんなにもそんなにも著作者は大切にされているのだ。どれほどの先人の努力があったのかは計り知れない。この法律に感謝して、ありがたく利用させて頂こうじゃないか。
だから僕は創作者を目指すことにした。