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【58歳でFIREする100日前】-90days

コンセプトは、数字を除く母国語の文字20文字程度の言葉。

『コンセプトのつくりかた』玉樹真一郎:ダイヤモンド社

『あっという間に人は死ぬから』の「価値観」という言葉を見て思い出したのが、この「コンセプト」というキーワードだ。ぼんやりと抽象的な「幸せ」とか「愛」とかの単語では解像度が低くて伝わらない。そうだ、プレゼンに使えるように、覚えやすく、伝わりやすく、変わらないものでなければ。そして読み返したら、20文字程度と書いてあったと思い出した。

改めてこの本におけるコンセプトの定義が冒頭に書かれているので抜粋する。まさにサトマイさんの「価値観」、アドラー(または岸見一郎)さんの「ライフスタイル」だった。

コンセプトは世界をよくすると同時に、あなたが幸せに生きられる方法

『コンセプトのつくりかた』玉樹真一郎:ダイヤモンド社

著者の玉樹真一郎さんは、 Switchの前に一世風靡した任天堂のゲーム機、Wiiの生みの親だ。まえがきでいきなり任天堂を辞めたと書いている。これは非常に興味深い話であるとともに理解するのが難しい話だった。大ヒットしたのになぜ辞めるんだ?
2016年5刷と奥付けにある。8年前に買って読んだ本だ。そのころは売れる新商品企画の参考にと買った本でしかなかったが、僕の中に深くまで染み入り、結局僕も会社を早期退職する道に進んでいた。
今になれば、Wiiという商品は古いものかもしれない。
しかしこの本は、確実にもっと普遍的なことを語っている。名著だと思う。

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