【58歳でFIREする100日前】-68days
資本主義、特に18世紀の産業革命以降の展開と労働者の規律といった契機が絡み合って、経営者が労働者を「合理的」に「管理」する社会になっていった。20世紀になり工業が発達し、労働組合の組織化が上昇して、とにかくなんでもいいから仕事をつくれ、という雇用創出の圧力のもとで作られる仕事がとくに増殖してきた。そうすると本当は不必要あるいは有害な仕事が増え、しかしそう感じても本心を偽り、とりつくろって正当化しなければならない。こういう流れでブルシット・ジョブは蔓延したという考察が書かれていた。
「ネオリベラリズム」というイデオロギーがよくわからないので、この先の展開は咀嚼できていない。この著者の説明だと、
ということだ。民営化や規制緩和は「フェアで良いこと」だと思ってたし、そういう道を来た。でももしかすると完璧ではなかったようだ。20世紀の資本主義よりもっと良いシステムがあるんじゃないかという気がしてきた。というか、頭のいい学者がすでに考えたり、先見の明のある思想家が運動を起こしてたりするんじゃないかと思う。
『人新世の「資本論」』の斎藤幸平の出てる動画が最近おもしろかった。
私、別にわがままで仕事から逃げ出そうとしていたわけではなく、評価・管理されるシステムに潜む欠陥の匂いを感じ取った結果、労働者からの脱出を決意したんだな。