【有料】 | 船内に飾られている聖ニコラオスの紹介|画像4枚 | 【1,877文字】
船員を本船に派遣する際、
考慮すべき点がいくつかある
例えば、
『なるべく同じ国出身者で固める』
『政治関係の悪化している国同士は同乗させない』
などがある。
そしてさらに、最も重要な点として
『なるべく同じ宗教で固める』
という原則がある。
国が違えば風習が異なるが、同じ宗教であれば大抵の場合、仲良くなれるからである。
こういった面から、同じ信仰している宗教で固めるわけなので、船橋には対処となる宗教のポスターや偶像、神棚やらが飾られる。
今回は、比較的お目にかかりやすい
聖ニコラオスの絵を紹介していきます。
※【キリスト像&大天使ミカエル特集】の記事も合わせてお楽しみください⍢⃝/
聖ニコラオスのありがちなパターン
聖ニコラオスの場合、
王冠(?)有りバージョンと無しバージョンがあります。
背景色は
ゴールドバージョンとシルバーバージョンがあります。
絵画の場合、コストが安く済むので背景色をゴールドにしています。逆に鉄板で立体的に作成している場合だと、コストを抑えるために鉄板に銀メッキ加工をしてあります。しかし例外もあって、最後に紹介する物は、鉄板でありながら一部金メッキ加工されていて、お金をかけてるのが一目でわかります。
聖ニコラオスとは
聖ニコラオスは、困窮に苦しんでいた3姉妹を救うため、夜遅く窓から金塊を布に包んで投げ込み、彼女たちを助けたという。この伝説から、キリスト降誕祭に子どもたちへ贈り物をするサンタ・クロースとして、彼の名は世界中で知られている。ほかにも、彼の生涯はいくつもの伝説に彩られ、国、地域、都市などの保護者、そして教会をはじめ、水夫、子ども、商人などの守護聖人としてたたえられた。聖ニコラオスはイコンのなかでも最も数多く制作された聖人である。
このイコンは、顔と手先をのぞいて銀製の飾り(リザ)で覆われているため、図版では下の画像がよく見えないが、主教服に十字の紋様のついたオモフォリオン(肩掛け)をして、左手で聖書を持ち、右手で祝福をする典型的な聖ニコラオスの構図になっている。イコンにしばしば見られるリザのような装飾は、図像に対する信仰をより高揚させるために用いられたものである。
聖ニコラオス|その1 | 王道バージョン
配乗した国籍
船長|フィリピン人
その他|フィリピン人
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