【有料】 | 船は人種の坩堝(るつぼ)・言葉の壁 | 【1,028文字】
■■人種の坩堝■■
日本人船員が減少している昨今では、外国人と一緒に船に乗る『混乗船』形式を採用している。そして内航船や大手の船会社でない限り、外航船で日本人1人だけというのが一般的である。ちなみに私の経験を例にあげると、ロシア・中国・フィリピン・日本の4つの人種が混乗していた。混乗船の場合、母国語の違いが度々問題となり、日本人の新米航海士がまず苦労するのが語学の壁である。ちなみに私自身は日本人のみの船に乗った経験はないが、友人の話を聞く限りでは、日本人のみだと語学の壁はない反面、日本独特の上下関係のめんどくささがネックなのだとか。
■■語学の壁■■
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