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【有料】 | 海は広いが、海運業界は超狭い! | 【1,679文字】
海は広くて大きいが、海運業界の世界は皆さんが思っている以上に狭い。特に航海士の世界はかなり狭く、対策しないと身バレ必須である。身バレすると関係各所にご迷惑をかけてしまうため、こういったSNSで発信する際には、入念な対策が必須である。
狭い海運業界の実態
ここまで狭い狭いと連呼してきたが、いかに狭い世界か具体的な数値で紹介したいと思う。
皆さんは、日本の外航船員が今現在何人いるかご存知だろうか?
数万人?数十万人?それとも、もっと多い???
そう思った人も多いはず。
しかし実際には・・・
外航船員の減少が止まらない!
しかし実際には約2,200人のみ!!
思ってる以上に非常に狭い世界と感じたのでは?
これ程まで数が少なくなったには様々な理由があるが、プラザ合意後の急速な円高等によるコスト競争力の喪失から、外国人船員への依存が進み、 35年間でピーク時の約5万7千人から約2,200人へと減少したと言われている。(引用・国土交通省総合政策局)
※コストカットに関し、詳しく知りたいという要望があれば、今後書きます。・・・そんなマニアはいないとは思いますが笑
外航船員になるためには
外航船乗りになる為のルートはほぼ決まっており、ほとんどの人が下記大学または高専出身である。
・東京海洋大学
・神戸大学
・東海大学
・商船高等専門学校(富山・鳥羽etc...)
※この他に、水産系の学部から外航船に行く人もいる。
学校の数が限られているため、大手船会社ともなるとほぼ同級生か先輩後輩ばかりだ。
最近では自社養成という制度ができたため、東大、慶應、早稲田といった別の穴の貉が参入してきてはいるが、その数はまだまだ微々たるものである。
そのため、大手船会社で石を投げれば、知り合いの航海士に当たるといった状況だ。
したがって、冒頭で述べた通り、海運業界では身バレを防ぐのにも一苦労なのだ。
船は情報源の塊!?
この船(引用先・marinetraffic)を業界の人が見れば、
・ファンネルマーク(煙突の会社ロゴ)
・船名
・船型
・船体の色
・クレーンの有無
などから会社名・貨物の種類・航路が分かっちゃったりする。
ちなみに、この船は『SOLENT STAR』という冷凍コンテナ船で、私の経歴とは全く関係のない、赤の他人の会社の船である。
※貨物の中身は・・・また機会があれば書きます。
以前、船内の食事の記事を書いたことがあるが、あれでさえ身バレする可能性がある。1枚だけ無料公開しているが、あれで大体分かる人にはわかるので、結構ギリギリだったりする。有料noteの制度は、お金欲しさというよりは無駄に拡散されにくくするって側面があるのでありがたい。
ニッチな海運業界専門サイトとは?
ここで、みなさんが普段ならお目にかかることは皆無であろう海運業界専門のサイトを紹介しようと思う。このサイトは基本的に登録制の有料サイトであるのだが、一部無料公開されている。有料会員になると、各船会社の人事異動情報・各船種の中古相場・海運業界のニュースを閲覧することが可能。
興味のある方は一度無料トライアルをお試しあれ。
一部無料公開の内容は、船会社・貿易会社・気象予報会社などに会社訪問してインタビューしている記事等がある。これが意外と面白い。ちょくちょく知り合いがインタビューされていたりするため、海運業界ではウケがいいと思われる。
その他にも海運業界の耳寄りな求人募集の特設サイトがあり、以前転職活動中に除いた際に結構好条件だなーと個人的に感じた。
※ただし転職情報は、社名が伏せられているので、コンサルタントにコンタクトを取らないと、実際の詳細は不明。
誰でも3日間無料で試せるので、興味のある方は試してみてはどうだろうか。
※そのサイト名は下記しますが、有料公開とします。個人的な目標達成(ブログ開設)のためにご協力をお願いします。
目標額に達成して、ブログ開設したらサイト名は無料にしようかな?
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