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250210 昔の名前に今の活躍を知る
今日のプレイ・リストから 113
DJコゼ
「純愛」
歌はデーモン・アルバーン
ドイツの有名プロデューサーによる切なくも軽やかなダンス・ナンバー。”Pure Love loves purely"という歌詞も突っ込んでみたいところですが、イギリス好きとしては、やはりヴォーカルのデーモン・アルバーンに注目してしまいます。90年代に勃発したブリット・ポップ覇権争いにおける一方の雄、ブラーのフロント・マンですね。
ブラーか、オアシスか。歴史はオアシスを選びました。択一問題で必ず誤答を選ぶボクは文句なくブラーが好きでした。一時期、アルバム「パークライフ」ばかり聴いていました。ネオ・モッズというのでしょうか、真面目なくせに斜に構える、関西弁で言うところの「ええカッコっしい」をかわいいと思ってしまうんです。敗者はその後、漂泊し、本作で久しぶりに名前を見ました。
いろいろ検索してみると、20年ほど前に「マリの音楽」というアルバムを出していました。アフリカのマリで地元のミュージシャンと共演した音源をリミックスして発表したものです。ローリング・ストーンズから追い出されたブライアン・ジョーンズがモロッコで作った「ジャジュカ」を思い出しました(最高の賛辞のつもりです)。本作も民族音楽調ですが、やっぱり本物はブラーだった。と、いうのは判官びいきです。ええ。