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250223 友達との家飲み

今日の家飲みから 028


昨日は1年ぶりに、唯一の友達が遊びにきました。事前に連絡があって、去年と同じく、家でお昼御飯をふるまうことになりました。彼女のお家は、地域では名の通ったお料理屋さんです。素人料理が美味しいわけないんですが。以前作った塩豚のポテがおいしかったので、塩締めにこだわった2品と季節を感じる1品にしました。

アンティパスト:塩豆腐のカプレーゼ

松田やす恵さんのレシピを参考にさせていただきました。松田さん、ありがとうございました。塩豆腐は何度か作ったことがあります。子供の頃からかたい木綿豆腐が好きなので、これまでは木綿で作ってきました。しかし、調べてみると、塩豆腐には絹が向いているとのこと。今回は絹に挑戦することにしました。

家から少し離れたところに高級豆腐店があります。わざわざ仕事を早退して買いに行きましたが、なんと、閉店していました。仕方ないので、スーパーで国産大豆と本にがりを使っていると大書した絹ごし豆腐を買いました。

塩をして2日間、冷蔵庫で寝かせました。その間、4回、豆腐をくるんでいるキッチン・ペーパーを換えました。絹ごし豆腐はもろい。換えるときに何度か豆腐を割ってしまいました。泣きそうになりましたが、なんとか出来上がり、カプレーゼにしました。とても美味しかったんですが、彼女の感想は不明。めったに美味しいとか不味いとか評価をしない人なんです。

プリモ:菜の花のファルファッレ

春と言えば、、、ずいぶん考えましたが、自分の料理力を考えて菜の花にしました。イタリア南部では、この季節に日本の菜の花に似た野菜をパスタのオレキエッティと炒めていただく郷土料理があると知りました。前世がローマ人のボクとしては、作らないわけがありません。

へいちゃんねるさんのレシピを参考にさせていただきました。へいちゃんさん、ありがとうございました。しかし、買い出しでいきなり行き詰ります。オレキエッティが売っていません。後から調べると、南イタリアではマンマが小麦粉から打って作るそうです。買いに行った時点でその情報はインプットされていなかったので、仕方なくファルファッレにしました。イタリア北部のつるつるしたパスタです。

それでも、もとのレシピがよくできているからでしょう、とても美味しかった。彼女は完食してくれましたが、やはり、美味しいとは決して言いません。

セコンド:塩豚のバルサミコ・ステーキ

さぁメインです。最近、お酢のおいしさに目覚めた者としては、バルサミコ酢が使いたい。ファビオ飯さんのレシピを参考にさせていただいて、バルサミコ・ポーク・ステーキにすることにしました。付け合わせにパイナップルを選んでいるのが、楽しいなと思ったからです。ファビオさん、ありがとうございました。

ただ、塩締めマニアとしては、勝手に塩豚に変更して作ってみました。豆腐と同じく、2日前から塩を打って仕込みます。まぁ、パンチェッタを作っているんですね。塩をして寝かせるだけですが、なぜか、あまり水が出ませんでした。不安になったので、追い塩をしてしまいました。多分これが敗因です。

二日経つと、塩豚はギュッと締まっています。それを脂身から焼いて焦げ目をつけてから、何度か休めながらじっくり火を入れて、最後はバルサミコをからめて出来上がり。残念ながら塩辛い。彼女のお皿を見ると、一部残しています。辛かった?と聞くと、脂身が食べられないとのこと。あぁそうだった。忘れていました。申し訳ありません。

ネット・フリックスで、なぜかアニメ『君の名は。』などを見ながら食べて、3時間ほどを笑って過ごしました。「ほな、駅まで送るわ」と言って二人で家を出て、改札で手をふって別れました。そのあと、駅地下のスーパーによって、3連休の残り2日の食材とアルコールを仕入れてから、家までの30分、寒風吹きすさぶ中をゆっくり歩いて帰ってきました。

P.S. 友達はお土産に義理チョコ(昭和な響きですねw)をくれました。ジャン=ミシェル・モロー。知らないメーカーでしたが、食べる前にパッケージにやられました。普通は紙を内に折り込んで形にしますが、JMMのパッケージは外に折り返しているんです。わかりますかね。折り紙のようなんですよ。こういうアイデアを出せるデザイナーがいて、オッケーを出すマネージャーがいるんですねぇ。