241117 自由なライフスタイルの延長上に
今日のプレイ・リストから 028
ララージ
ワルツ生活
1979年、NYワシントン・スクエア公園の北東隅で、ララージは手製のエレクトリック・ツィターとムビラ(親指ピアノ)を演奏していました。そこに、たまたまブライアン・イーノが通りがかったのがきっかけになり、アンビエント・ミュージックの金字塔「デイ・オブ・ラディエンス」が作成されました。
フィラデルフィアに生まれ、音楽に興味を持ったので、母はピアノとヴァイオリンを学ばせました。その後、コメディアンや司会者、エンジニアなどさまざまな職業に興味を持ち、最後に音楽に戻ってきたときは、すでに34歳になっていました。それから81歳の現在まで、実によく瞑想し、よく食べ、よく歌い、よく笑い、よく踊り、よく演奏してきました。
ピアノは即興だそうです。恐らく本作もそうでしょう。スコアを書きません。まずテーマとなるハーモニーを見つけ、それを肉付けするために即興で作曲していくと言っています。そこに実際にいる人の全存在から奏でられる音楽。ララージの曲は、我々を明るく、穏やかにしてくれます。