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241122 「楽しんでくれたらそれでいい」

今日のプレイ・リストから 034
ポール・ウェラー
それが彼女の言ったこと


ジャケットの「66」とは、ポール・ウェラーの年齢です。この4曲入りEPは5月に出した同名のアルバムの付録(supplement)とのこと。笑いました。こんなぶっきらぼうなリリースってありますか?ちょっと傲慢で、投げやりな、しかし、なんかヤケにカッコいい。これがポール・ウェラーなんですよ。

1976年、ザ・ジャムで当時のパンク・シーンに登場し、あっという間にモッズをリバイバルさせたかと思ったら、1983年にはオシャレなポップ・バンド、スタイル・カウンシルに変身。すがすがしく浮き立つような曲調は、日本のワイドショーが番組のイントロに採用するほどでした。本作はちょっとスタカン時代を感じさせます。

1990年からソロに転じ、「66」は通算17枚目のアルバムとなりました。高齢になってどうですか?と尋ねられて、

これまでやってきたことをやっているだけさ。アルバムをリリースしてツアーに出るっていうね。俺の人生はほとんどそうやって過ごしてきた。

https://turntokyo.com/features/paul-weller-interview-66/

と答えています。その時々、自分がよいと感じる曲を作る、ただそれだけなんでしょうね。シビレます。さすがモッドファーザー(モッズとゴッドファーザーの合成造語)。


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