見出し画像

南洋の米中

テニアン諸島
テニアン島(チャモロ語: Tini'an、英語: Tinian)は、北マリアナ諸島の島の一つ。
面積は約100kmで、サイパン島からは約8kmの距離にある。
日本軍が「太平洋の不沈空母」と呼んだ。

ラバウル航空隊
2年半、日本の航空基地が置かれ最盛期で300~400機の航空兵力を誇った。

スペイン(17世紀末)→ドイツ→日本→アメリカと統治者が変わった島。スペイン人やドイツ人は原住民を奴隷として激しく迫害・殺害したが日本人は共存共栄を目指した。

ドイツ領だった第一次世界大戦中の1914年に日本が占領、1920年からは日本の委任統治領となり、1944年にアメリカが占領するまでは日本の統治下にありました。
テニアン島は戦前、日本の委任統治領で多くの日本人が住んでいた。

1944年、サイパンでは住民を巻き込んだ激しい地上戦が行われ7月9日、組織的な戦闘が終了し、アメリカ軍がサイパン占領を宣言しました。
「敵兵に捕まることは恥だ」と教育されていた日本兵や「アメリカ兵に捕まったら何をされるかわからない」と聞かされていた住民たちは、断崖から次々と身を投げて行きました。
島の北端にある岬は、飛び込んだ人々の叫び声「天皇陛下万歳」から、「バンザイ・クリフ」と呼ばれました。

米軍が上陸し、米軍機による日本への空爆拠点となった。

1945年8月6日、同島の米軍ノースフィールド基地から原爆「リトルボーイ」を搭載したB29エノラ・ゲイ(機長ポール・ティベッツ氏)が広島へ出撃した。

1946年には収容所にいた全員が日本に引き揚げました。

北マリアナ諸島はチャモロ人の国なので、サイパンとロタでは、何かにつけて他民族よりチャモロ人の方がポジションは上であるが、チャモロ人と終戦時に帰国しなかった韓国人の子孫が対等の立場で暮らしている。

サイパンとロタにいる韓国人はビザを取得して、ビジネス等で来ている人が殆どである。

太平洋地域はマーシャル諸島、ミクロネシア連邦、パラオなどの「ミクロネシア」、パプアニューギニア、ソロモン諸島、フィジーなどの「メラネシア」、そしてキリバス、サモア、ツバル、トンガなどの「ポリネシア」という三つの地域に分かれている。

このなかで、中国は近年、メラネシアに目をつけて様々な工作を展開していた。中国は2019年、台湾と断交したソロモン諸島と国交を樹立。22年4月には、両国が安全保障協定を締結した。同年夏、ソロモン諸島が、米沿岸警備隊の巡視船の同諸島のガダルカナル島への寄港を拒否したことが明らかになった。18年ごろには、パプアニューギニアのメナス島を巡り、中国企業が開発を打診した。

2021年11月にはソロモン諸島の首都ホニアラで起きたソガバレ政権の退陣を求める反政府デモが暴動に発展した。
中国からの移民が相次ぎ、原住民と対立する中華街が焼き討ちに遭った。
当初は友好的な態度を示して移住してきた中国人だったが、中華街が出来ると態度を一変させ横柄な態度を取る用になったという。現在の沖縄と似た状況ですね。
中国政府は島の政治家を買収して取り込もうとしているという。
何処の国に進出した中国人も同じだが、支配者を抱き込んでその地域を中国の影響下に収めてきた。
そして気づけばインフラ整備の借金を抱え中国に電力・港湾・空港などを差し押さえられた国は多い。
「気をつけよう甘い言葉と中国人」

中国の軍用機が利用できる空港や、軍艦の使用も認める港湾施設の整備につながるという疑念の声が米豪など上がり、両国が開発を担うことでパプアニューギニアと合意した。

日本の安全保障専門家や自衛隊の関係者らは「中国がもし、パプアニューギニアやソロモン諸島に弾道ミサイルを配備すれば、米軍の戦略は大きく狂うことになる」と懸念していた。

米太平洋軍の主要拠点であるグアムやテニアンは、中国が米軍の軍事的圧力阻止を目指す「第二列島線」上に位置する。

現在、北マリアナ諸島(テニアン、ロタ、サイパン)の島々はグアム島と違って、アメリカの基地は存在しない。 しかし、このテニアン島だけには唯一アメリカ軍の管理地が存在する。 このアメリカ軍管理地はテニアン島北部と中央部一帯を含む島全体の2/3もの広い面積を租借占有している。「星の砂」で知られるビーチもある。

テニアン島は、サイパンの南約5Kmの位置にあり、大きさは約100ヘクタールとサイパン島より一回り小さい。 人口は約2000人。 但し、この人口には島民であるチャモロ人、カロリニア人等々に出稼ぎ労働者のフィリピン人、中国人、バングラディシュ人等々が加算されている。

1998年にオープンした香港エンターテインメント「テニアン・ダイナスティ・ホテル&カジノ」という香港資本による豪華カジノホテルがあった。ホテルの営業部長は日本人だった。
最盛期の04〜05年には、ホテル系列の飛行機がサイパンから中国人観光客をピストン輸送したが、FBIがマネーロンダリングの容疑で捜索し、米財務省が約7500万ドルの制裁金を課したため閉鎖となる。

2016年、日米共同の演習「キーン・ソード」の準備のため、現地に入ったとき、上陸作戦を予定していた島の北部のビーチで、複数の中国人が自分たちの写真を撮っていた。

2024年4月、ケンドール米空軍省長官(当時)らがテニアンを訪問して、1月から始まっていた飛行場の改修状況を視察し、市長とも面会した。

米自治領北マリアナ連邦上院が、米軍普天間基地(沖縄県宜野湾市)の移設先は北マリアナ諸島のテニアン島が「最適地」であることを考慮するよう日米の当局に促す決議を全会一致で採択しました。

いつも中国・北朝鮮の味方社民党

いいなと思ったら応援しよう!