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夢見る少女じゃいられない

経済産業省の資料によれば、2021年度における国内の電気事業者の発電電力量は8,635億kWhで、そのうち火力発電は6,814億kWhです。

石炭が2,826億kWh
LNGが3,191億kWh
石油が208億kWh

最も発電効率がいいのは火力発電、続いて原子力発電です。
太陽光が一番非効率です。
ガソリンを燃料に使った発電機は水分に弱いため、日本列島のように雨や台風の多い地域では、軽油や天然ガスを燃料にした発電機のほうが適している。
家庭用・小規模業者用ではヒト1人で持ち運べる小型ガソリン発電機も使われている。
火力発電所向け石油燃料としては、主に原油とC重油が使用されています。
原油使用メリットは、他の化石燃料と比較した場合、貯蔵や運搬が容易な点です。
他にLPG(環境負荷が低い)や石炭(環境負荷が高い)も使われています。

石油、石炭、天然ガスなど化石燃料火力発電全体によるCO2排出量は1kWhあたり約690gと言われています。

火力発電 1MW=1,000kW=CO2排出量690kg
ガスタービン発電所1基 150MW=15万kW=CO2排出量103.5トン

地熱発電のメリット 地熱発電のメリットは、天然の熱を利用するためほぼ永続的に発電が可能な点です。 人為的な資源を使ったり、限られた資源を使ったりするわけではなく二酸化炭素の排出も少なく、近年ではもっとも地球環境に優しい発電方法として注目されています。
地熱発電が普及しない要因には、地熱資源が北海道や東北、九州など火山地帯に偏って存在しており、適した地域が限られているといった自然的な要因に加え、日本の地熱資源の8割が国立・国定公園内にあり、これまでは各公園での地熱開発が認められて来なかったことが挙げられます。
また導入コストが大きく、得られる蒸気量が十分か安定しているかもやってみなければ分からない不確かさが有る。
スタートしても地震などで源泉同様に地中の状況が変わることが有る。

地熱発電の資源量 (万kW)

  1. アメリカ 3,000

  2. インドネシア 2,779

  3. 日本 2,347

  4. ケニア 700

  5. フィリピン 600

海洋風力発電の開発が盛んですが、気象問題、送電問題、海鳥のバードストライク問題、金属疲労と塩害(寿命)問題、航路問題、防衛問題があります。
防衛問題とは、風力発電所はレーダー波を乱すため、巡航ミサイルなど探知困難にします。

太陽光発電のデメリット
①初期費用が高く、費用回収に時間がかかる
②太陽光発電パネルの設置に向いていない場所がある
③発電量が天候や気候に左右される
④維持管理に手間と費用がかかる
⑤施工不良のリスク
⑥災害時に倒壊し危険な産廃になるリスク
「倒壊した太陽光発電システム」について、太陽電池パネルに太陽の光が当たれば発電する可能性があります。素手などで触れると感電する恐れがあります。

戸建ての太陽光発電(幻想と現実)
2023年の経済産業省の調査によると、設置した機器の1kWあたりの初期費用の相場は28.8万円です。
3~5kWの機器を導入する場合、約86.4~144万円掛かる計算です。
15年前は倍くらいかかっていましたから、比較すると安くはなっています。
電力会社やリフォーム業者は、IHクッキングヒーターや電気給湯器とセットにして、価格を分かりづらくします。
IHの寿命は非常に短い。
電気給湯器(エコキュート)は10年後くらいに故障
し、修理費用は15~20万円もかかります。
同じ頃に、太陽光発電の点検・メンテナンスもしなければならないでしょう。
電力ケーブルの付け根が腐食しやすいようです。
また、太陽光発電には中間装置が多いので、その分、故障しやすくなります。
新築でも屋根に埋め込みタイプが少ないのは、交換する必要があるからです。

自宅の設備であっても、DIYで無免許で触ると違法行為になります。
思わぬ出費が次々と嵩むのが太陽光発電とオール電化のシステムです。

GHP(ガスヒーポン)
GHPは、「ガスエンジン・ヒートポンプ・エアコン」の略。
ガスエンジンでコンプレッサーを駆動し、高効率の冷暖房を実現する空調システム。
室外機のコンプレッサーをガスエンジンで駆動し、ヒートポンプによって冷暖房を行う空調システムです。

GHPの法定耐用年数は13年です。
家庭用のガスエアコンは生産を完全に終了しています。
現在、交換部品を製造しているメーカーも有りません。

各部屋のブレーカー容量問題で、マンションなどで全部屋にエアコンを設置できない場合、電力を使わないGHPが良いのですが、家庭用は手に入らない。

オフィスビルやホテルのように高圧線を導入し、ブレーカーが大容量のオール電化マンションも増えていますね。

電気モータヒートポンプ(EHP)は圧縮機の駆動にモータ(電動機)を使用
ガスヒートポンプ(GHP)はガスエンジンを使用している。

電力という面では、ガスエンジンで駆動しているGHPエアコンはEHPエアコンに比べて省電力です。 また停電に強い。
契約電力量が下がるため、電力基本料金を抑えることができます。

ヒートポンプのデメリット
・初期価格が高い
・設置場所問題
・保守費用が発生する
・深夜の低周波騒音
・外気温に左右される(外気温が低いと効率が下がる)
・冷媒の環境問題

屋外設置なので電源基板の故障、配管の劣化が起きやすく、メンテナンス費用が嵩む場合がある。

エコキュートでは、災害時に水を取り出せますと宣伝していますが、高さが有り貯湯タンクの重心位置も高いので強固に固定していないと震災で倒れやすい。取り出した水は飲水には適しません。

エコキュートは、10年くらいで水圧が落ち始め、15年も使うと貯湯装置から水漏れが起き始める。また、弁などの寿命も有って部品交換が必要になります。出張修理費も別途高い。

なお、室外機のモーターは割と長持ちします。貯湯装置と基盤が問題。
10年も使うと節電効果も見込めなくなってくる。
故障が増えてくると総入れ替えするか、電気・ガス併用に戻す事になるでしょう。

なによりウザいのは、リフォーム業者が関連業者に顧客リストを流す(売る。または倒産して顧客リストが流出する)ので、さまざまな会社からシステムの入れ替えや点検の電話が掛かってくるようになります。
向こうから売り込んでくるのは、押し売りと同じで何か問題が有るロクな業者じゃないので、着信拒否などで対応しましょう。
自分で探した電力会社やメーカー系などの大手に施工してもらうのが最善です。

総額が安上がりなのはガス給湯器、ガス釜、電気エアコン(冷房)、コタツか電気毛布。

太陽光発電やオール電化はオススメしません。
100万円以上のエコはやらないほうがいいですよ。

リフォーム業者に施工させると、掛かってくる電話
・ ●●電力の関連企業ですが・・・
・ そろそろエコ給湯が不具合出ている頃じゃないでしょうか
・ 修理するより新しくされたほうがお得です
・ 太陽光パネルの無料点検をします(修理が無料とは言ってない)
・ 屋根瓦も傷んでいるかも知れないので無料点検します

無料点検は態と壊すことがあります。
シロアリ点検で、態とシロアリを撒く業者が有るのと同様。

業務で得た個人情報や顧客リストを無断で提供することは、社内不正の典型例の一つです。
利益目的で個人情報を漏洩させる、顧客リストを販売する、いずれの場合も個人情報保護法違反です。

どこから顧客リストを手に入れたのか問うも口を割らない。
知りたい場合は裁判を起こすしか無い。
そういうリフォーム業者は、SNSに名指しで書いてやれば良い。

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