岡南飛行場が飛行機の墓場に
飾りじゃないのよセスナは ハッハー
真珠じゃないのよビーチクラフトは ハッハー
扉絵の「かいだ屋」さんは無関係の記事です、お間違えの無いように。
岡山県 停留期限設けず(県独自のルール)「想定外」の飛行機の墓場に
個人の所有物のため県が機体を移動させることは難しい。
県幹部も想定外とは頭が悪い。
岡山県が管理する岡南飛行場(岡山市南区浦安南町)の滑走路脇エプロン(駐機場)に個人所有の小型機が停留料を支払わずに放置されている。
同飛行場は1962年に「岡山空港」として開港。
1988年に同市北区に現在の岡山空港ができると、名前と役割を変え小型機専用の「岡南飛行場」となった。
毎年2億円前後の収支不足を抱える赤字体質なのに無断駐機中の小型機から徴収できていない問題。
▲ Cessna(セスナ)172K
製造番号:17257983
機体記号JA4034
南紀航空
1988/06 〜2003/12抹消
日本法人所有
2003/12 〜2004/11抹消
日本個人所有 北九州市の男性(84歳)
2004/11 〜
岡南飛行場
2016年~
カネがないとの理由で料金を支払わず不法駐機中
岡山県は停留料約173万円の支払いと土地の明け渡しなどを求める裁判を起こしている。
岡山地裁の大嶺崇裁判官は「使用者が支払わない理由はない」として、使用者に支払いなどを命じる判決を言い渡しました。
▲ ビーチクラフト 90 キングエア
製造番号:LJ-1141
機体記号JA8844
伊藤忠アビエーション
1987/01 〜1987/04抹消
航空大学校
1987/04 〜2000/05抹消
日本法人所有
2000/05 〜2016/01抹消
日本個人所有 宮城県塩釜市の男性
2016/01 〜
岡南飛行場
2017年12月~ 滑走路北側のエプロンの一角に駐機。
停留料約373万円(2023年11月17日時点)滞納中
1日当たり約1700円の停留料を県に支払っていたが、18年5月以降は機体の売買を巡るトラブルなどを理由に支払いが滞っている。
20年ごろから連絡が取れなくなった。
岡山県は2023年5月、一部料金の支払いを求める訴えを岡山簡裁に起こしている。
2024年3月、使用者に一部の支払いを命じる判決を出しましたが、岡山県は残りの未納分の支払いを求めるため追加で提訴する方針です。
「耐空証明」の期限が切れて既に数年経過しているほぼ無価値の動産。
期限切れでなければ、競売できたかも知れませんが、今では部品取りや鉄くず扱いかもしれないね。
無責任な県幹部が決算上の収入未済として計上せず、県監査委員から「重大な不備」と異例の指摘を受けていたことが2023年11月21日、分かった。
監査委員は早急に再発防止策を講じるよう求めている。
自治体相手に「カネがないので払えない」は通らない
国や県などの自治体は財産の差押え、競売をすることが出来ます。
古い動産でほぼ無価値であれば、所有者の土地・家建物・車などを差し押さえます。
差押えの対象となる財産は、差押えをする時に滞納者に帰属しているもの。
差押えの対象となる財産は、金銭的価値を有するものでなければならない。
譲渡禁止の特約がある財産でも、差し押さえることができる。
裁判所と自治体は民間企業より厳しい
滞納が長期になったのは県が停留期限を設けなかった怠慢ですが、
裁判所が支払い命令を出したから話は変わってくる。
判決が下った支払い命令からは逃げられない。
自治体も監査委員に見張られている。
自治体は何度でも裁判を起こす。