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革新的防衛装備

日本の装備で使用される、ミサイルや弾は他国に比べて非常に高価で有ることが知られる。国産弾丸の単価は中国製の100倍とも言われる。

ATLA R&D Projects Progress in FY2023
(防衛装備庁の研究開発事業)
防衛省 防衛装備庁公式チャンネル(ATLA Official Channel)

【レールガン】
弾道ミサイル迎撃の主力となる兵器
 
アメリカは2005年に世界に先駆けて研究開発を開始したが、2021年に開発の中止を発表。

世界でも最先端をいく日本の防衛装備庁は海上自衛隊試験艦「あすか」と協力して、2023年10月17日に世界初となる洋上での発射試験に成功している。

2024年5月30日、防衛省は、フランス国防省、ドイツ連邦国防省及び仏独サン=ルイ研究所と、「レールガン技術の協力に係る実施要領」の署名を交わしたと公表した。

・低コストで弾道ミサイルなどを撃破可能な将来兵器
・極超音速で弾丸を発射するため、従来火砲に比べ威力・射程が増大
・電気エネルギーで加速するため、威力可変・発射薬を使用せず安全
・弾丸がミサイルと比較して安価
・接触型ということもあり他の電磁駆動に比べて損失が大きく電源要求が大きい

【高出力レーザーシステム】
ミサイル、爆弾、ドローン、航空機を撃墜可能な将来兵器
電源が生きてる限り発射し続けられる将来兵器

プロトタイプは、40フィートコンテナ2台分に収まるシステム
レーザ出力50kWを実現し、400、700、1000mの各距離において、
目標破壊効果、大気伝搬データ、集光性能等の様々なデータ取得に成功

10kW級ファイバーレーザ(国産)をビーム結合し、総出力100kW級を開発し、野外試験にて、地上固定状態の81mm迫撃砲弾の破壊に成功している。

一般的にはレーザの変換効率は30%程度
少なくとも300kW以上の電源が必要。
ディーゼル発電機なら1300kWの物もあり、電源は問題ない。
ガスタービン発電機なら150kWから4,800kWまであり、複数台の使用が可能

搭載するプラットフォームとして陸上自衛隊の車両のほか、海上自衛隊の護衛艦も想定されている。

2023年3月に開催された防衛装備品見本市では三菱重工業によりレーザ装置の実物や10kWの出力で1.2キロ先のドローンの撃墜に成功した映像が公開された。

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