稽古直前1人キャンプイン 〜誰も知らない渓谷じゃないけど、とりあえず渓谷に行ってみる〜
三土幸敏です。
スリーピルバーグス旗揚げ野外ツアー『旅と渓谷』いよいよ稽古が始まります。半年ぶりの舞台、初めての野外ツアー、日々モチベーションも上がって参りました。新しい稽古用のジャージも買いました!深夜のランニングも開始しました!準備は万端。あ、いつも稽古終盤に見る本番の夢もなんかもうすでに2回見ちゃいました。自分の場合、上手と下手が分かんなくなってあたふたするやつですが…。後は稽古参加前のオリジナルルーティーン『男はつらいよ』シリーズを見てよりモチベーションを上げていくだけ。今宵もビール片手にシリーズの中でも大好きな『第11作/寅次郎忘れな草』見始めること数分……ふと思いたったのです…辺境を旅する寅次郎を見ていてふと思い立ってしまったのです。「そうだ、旅しよう!渓谷行こう!」だって今回のタイトル『旅と渓谷』だもん。
という訳で今回は、お芝居の舞台である渓谷を実際に体験すべく《稽古直前1人キャンプイン 〜誰も知らない渓谷じゃないけど、とりあえず渓谷に行ってみる〜》です。
キャンプインの場所に選んだのは秋川渓谷。近くに温泉もあるらしい。渓谷の大自然を感じ、温泉に行ってリフレッシュ。んー、一石二鳥。出発です!
三月某日
同行してくれる今回の演出助手岡君と始発に合わせて待ち合わせ。
平日の中央線下りはゆったりシート。熟睡、いや爆睡です。なぜなら二日酔いだから。
電車に揺られること1時間半、無事、秋川渓谷のある、武蔵五日市駅到着です。
目指すはもちろん、駅前にも写真がドーンと出ている、これぞ秋川渓谷、全長96mの石船橋。橋の上から渓谷見てー。温泉行ってー。美味しいもん食べてー。ワクワクしてきました。
歩きます。歩きます。
登ります。登ります
道中、立派なお寺を発見。どうやら光厳寺という有名なお寺だそうです。今回の公演の成功を祈願してお参り。後ろに、鳴らしてくれと言わんばかりの鐘があったので鳴らしてみます。とんでもなく大きな音が鳴ってビックリ。近所の人みんな飛び出してきますがな。
鳴らします。鳴らします。
さらに歩くこと1時間、これバスで来た方が良かったんじゃね、と心の中で思い始めたその時、開けた視界に見えてきました!石舟橋!
いざ向かわん、としたその時、前方から警備員さんらしき人がなんだかとっても申し訳なさそう感じで近づいてきます。何事???。「あのー、すみません。石舟橋ですよね?現在、補修工事中でして。」……ガーン!なんたること。まさかの展開。
「それから、下の温泉も今日、休業日ですねー。」
ドガーン!まさかまさかの展開。意気消沈の我々に警備員さん
「渓谷見るならもっと奥の方行ってみたらどうですか?」
…………ウーム、そうだ、その通り。警備員さんの言う通り、本来の目的は今回の舞台である渓谷を実際に体験すること。温泉とか美味しいもんに気を取られ忘れていました。警備員さんありがとう!僕たち山の奥の渓谷を目指します!
バスに揺られること30分、大分山奥までやって参りました。クマ出没注意。奥多摩にもクマいるんですね。しかしクマを恐れてる場合ではありません!目指すは、そう、今回の芝居と同様、誰も知らない渓谷なのです。何かまた趣旨変わってきましたが…まあヨシ!
足を進めること数十分。ついについに、到達しました。誰も知らない渓谷ではないけれど、多分あんまり人が来ない渓谷!大きく息を吸って、渓谷の澄んだ空気を満喫します!
都会の空気とは違う、気がする。多分。
そして、静かに耳を澄まします。川のせせらぎ、木々たちのざわめきを聞きながら今回のお芝居に想いをめぐらします。
そして今回のお芝居を勝手に想像して声を出してみます。
ハイ、何かがつかめた気がします!
という訳で無事、渓谷を体感した我々。
この後、近くにある鍾乳洞体験をし、美味しいおそば(2300円!でもめちゃうま。)を食べ無事帰宅。
もちろん温泉にも行ってまいりました、別の温泉に。見たことないバスで!
<おしまい>
この記事でひとまず、noteはお休みになります。
約2ヶ月間に及ぶ、毎週火曜日の更新、お付き合い頂きまして、本当にありがとうございました!
今後は、スリーピルバーグスのTwitterで、お稽古の反省日記を呟いていく予定です。
お稽古がある日に、出演者?スタッフ?のだれかが反省をつぶやいていきます。
初日は、3月17日!!どうぞおたのしみに〜。
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