情報管理局末端組織アーダコーダー
【あぁだこうだ、言う奴】
中学生の頃、
柔道部に入った。
体が小さくて、
体重は40kgくらいしかなかった。
親は、
「体が小さいから、
柔道部なんかじゃなくてもいいのに」
と言った。
でも、
柔道の教えというのは
「柔よく剛を制す」なんだ、と。
だから
体が小さいからこその
希望だったし、
面白そうだと思った。
結果的に、
体は小さくとも、
軽量級で戦績を残し、
高校進学したし、
柔道で学んだことは
その後の人生で生きることだった。
その後、
高校を卒業して
進学も就職もせず、
劇団に行った時も、
二十歳で
大学受験した時も、
会社に行けなくなった時も、
会社を辞めて、
起業した時も、
子どもが学校に
行きたくないと言って
それを認めて味方した時も、
イラストを描いて
物語を描き始めた時も、
とにかく
周りはあぁだこうだ言う。
でも、
実は自分の中で
アーダコーダを
育ててしまうだけのこと
なんだけどね。
主体的に
人生の答え合わせをするところに
価値を感じることができたら、
アーダコーダは
陰を潜める。
結局、
今、生きたいように生きてるかどうかなんだ。
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【#王家の血】
キレイゴトをうばう
新世界政府。
その情報管理局
末端組織に、
アーダコーダーがいる。
人の言動を監視し、
とやかく
あぁだこうだ言うのが仕事だ。
禁止、批判、批評、否定、指摘、、、
首から下げたホイッスル、
手に持ったカードを使い、
高下駄から見下ろすのは、
上から目線でマウントするためだ。
こいつらに、白い目で見られると、
たちまちやる気が失せる。
決して単独行動はしない。
一見ガタイはいいが、
使い道のないハリボテの鎧。
弱みを見せると
たちまち巨大化するので要注意。
でもこいつらの真の目的は
人々を諦めさせ、支配することだ。
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