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転職活動は結果が全てでもない
こんにちは。
3児の父であり地方公務員10年目の”ぺいパパ”です。
現在、こっそりひっそりと転職活動中でございます。
そのきっかけなどは、以前の記事で書いてますのでご参考までに。
さて、義弟の会社にある「紹介制度」を活用して応募しましたが、
困ったことに「職務経歴書」が書けない…
これは「公務員あるある」なんでしょうか。
部署を3年で異動していくスタイル、そして異動先が他分野なんてことが多々ある地方公務員にとって、「職務履歴書」は大きな壁と実感しました。
転職活動は孤独な作業。
そのような中でも、なんとか捻り出した「職務経歴書」、そして、その後について、みなさんの参考に少しでもなると嬉しいです。
「この人は即戦力になるのか」の視点
冒頭でも触れましたが、この職務経歴書が厄介。
履歴書は自分の学歴や職歴、資格を箇条書きで書けばいいだけですが、職務経歴書は全くの別物。
特に私は30代前半。転職先で育ててもらう立場ではありません。
この内容を見て、人事側は「この人は我が社にとって即戦力になるかも」と思わせなければならないと思いました。
応募先の人事部署からメールが届き、「履歴書と職務経歴書は1週間以内にご提出ください」とのこと、あまり時間はありません。
そこで、職務経歴書は以下のお品書きに。
①職務要約
→大学で何を研究したか(=なぜ地方公務員になったのか)
→入庁後の各部署でどのような仕事をしたか
②活かせる経験・知識
→職務経歴で培ったスキルや経験、知識のラインナップ
③職務経歴
→指定都市の人口・世帯数・職員数・財政規模
→各配属の所属年数、規模・役割、職位、担当業務、工夫・実績
④自己PR
→経験やスキル、知識がどのように御社に貢献できるのか
どんな風に職務経歴書を埋めていったか
大枠を作った後に、項目別に内容を埋めていきました。
①職務要約
→大学のゼミで研究した内容
その時の気付き(社会課題を解決したい)=地方公務員の魅力
→区役所の生活保護CW、観光部署、大学院、都市経営部署での仕事概要
「職務要約」は、とにかく端的かつ簡潔に記載しました。
あまり概略すぎて内容が伝わらないともったい無いので、特に大きく関わった仕事・自分のスキルや知識を広げた仕事に焦点を当てて記載しました。
②活かせる経験・知識
→仕事で得た経験を箇条書きに記載
「活かせる経験・知識」では、応募先の人事担当者に「この経験・知識は、うちの会社でも使えるぞ」と思ってもらえるよう、より具体的かつ実践的な目線で経験と知識を書きました。
例えば、「調整能力」一つにしても、組織や職位、庁内部局、自治体の垣根を超えて調整した具体なプロセス、その時の私自身のマインド、その結果どうなったかを簡潔に書いてみました。
③職務経歴
→担当業務をどのように「自分なりに工夫」したか
その成果はどうか(事業の実績、私自身の評価など)
ここの記載が重要と感じています。
単に担当業務を羅列するのではなく、「私だからこそ着眼したこと」、そして「私だからこそ成果としてあげられたこと」を書き出しました。
少し自惚れたことを書いてしまうのは仕方ないことかと思います。
ただし「事実」と「主観」を書き分ける、例えば「所属部署で事業の優先度が整理されていなかった」という問題に着眼したのはチームメンバー全員だとしても、そこは「主観」として私なりの視点で書き、その優先順位の整理の中で私自身が担った役割と実績を「事実」として記載しました。
④自己PR
→②をさらに具体的なエピソードも交えて記載
採用側目線で「どのように御社に貢献できるか」を〆の言葉に
ここは採用側への落とし文句として、「私のスキルや経験はこんな困難がありました」、それでも「このような視点で調整・工夫」し、「こんな成果をあげました」と事実ベースで記載しました。
その上で、「この経験・知識・スキルは、御社のこのようなマインドに直結し、このような成果をあげることができます」としました。
ここでは、しっかりと応募先の企業が求める人物像をHP等で下調べし、そこに合う形でまとめました。
結果は意外な結末
履歴書と職務経歴書をまとめ、人事担当者にメール送付。
3日後には、WEBテストの案内が届きました。
こちらも1週間以内の受験必須。
深夜残業で意識朦朧としながらも、言語テスト・計算テストを受験しました。
少し公務員試験時代を思い出す懐かし内容。
言語テストは制限時間内に文章を読解し、各設問に書かれていたことが「事実」か「事実ではない」か、「どちらとも判断できない」かの3択。
計算テストは、グラフなどが表示され、割合や前年度伸び率などを計算させて一致(近似)する回答を選ぶもの。
とりあえず2時間かけて終了しました。
結果は2日ほどで連絡が来るとのこと、待っていました。
しかし、2日が過ぎても結果が来ない。
「もしかしてWEBテストの結果が届いていない?」と思い、紹介してくれた義弟を通じて人事に確認。
すると、まさかの「応募者数が想定以上このタイミングで来ており、採用方針が”コンサル会社経験者のみ”に変わりそうです。」とのこと。
間も無くして、人事から「結果お見送り」のメールが。
残念ですが、私はここまでとなりました。
後に義弟から聞いたところでは、「履歴書・職務経歴書、そしてWEBテストは通過していました」とのことでしたので一安心。
「初めての転職活動」で得たものは多い
それでも、「あの時応募して良かった」と今も思っています。
「転職」という新たな選択肢にチャレンジした自分を褒めたい。
結果はダメでも、「よし、また頑張ろう」と思えるようになりました。
何より、自分の経歴を整理することができました。
地方公務員でも、意外と職務経歴を書くことができたな、と意外な発見が。
様々な経験や知識を得るきっかけをくれた職場への感謝も同時に芽生えました。
それでも、私は転職活動を続けたい。
今の職場への感謝の気持ちは高まったけど、私は私自身の可能性をもっと伸ばしたい、そして自分自身をもっと好きになりたい。
他にも、民間企業のフレックス勤務は魅力的。
平日は寝てる妻と子どもの顔を見るのみ、土日は疲れ切って遠出できず、夜中仕事をしてしまう自分を捨てて、もっと自由に働きたい。
そんな気持ちに再度させてくれた「転職活動」に感謝です。
転職活動はこれからも続けるつもりです。
良い体験などがあれば、またここでご紹介させていただきます。
転職活動中の方、活動しようか悩んでいる方。
各々の事情を抱えていると思いますが、一緒に頑張りましょう、乗り越えましょう。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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