家族が増えました。【日記】
それは9/28のこと。
あの日は人生初の朗読ライブ配信の日だった。
その夜には、koedananafusiさんの作品を朗読しなければいけないという緊張感もありつつ、私は午前の仕事を終え、車を走らせていた。
家族が増える。
それが何よりも嬉しかった。
初めて対面した時、その子は隠れるように丸まっていた。
性別は男の子。生後2ヶ月。赤ちゃんとまではいかないが、小さくて華奢な体をしていた。
引渡しの条件として、その子を手に乗せた写真を撮るために、プルプル震える小さな体を掌に包んだ。顔が見えるように少し手を開いた瞬間、その子は思いっきりジャンプして逃げ出した。
店員さんがすかさず片手で捕まえる。(さすがの反応だった)
もう一度、掌に乗せて撮った。
彼はプルプルと怯えていた。元々臆病な性格の種であることは、事前に調べて知っている。
彼と打ち解けて仲良くしたい気持ちはあるが、慣れるのは難しいかもと感じた。
自宅でケージへ移し替えると、一目散に床材の下へ潜り頭を隠した。
傍から見ても分かるくらい震えていた。
夜行性で臆病のため、基本的に明るい時は姿を見せない。そして、慣れない環境もあってか、少しでも音が鳴ると隠れてしまう。
こうして姿をほぼ見れない男の子との生活が始まった。
まずは名前を付けることに。
色々考えたが、出会って初っ端、掌から飛び出した姿があまりにも印象的だったので、名前は『ジャンプ』にした。
暗くならないと出てこないため、待ち構えて出てきた瞬間を連写。
ちょっとした音で隠れるため、常に写真を撮る体勢で待機。我ながら恐ろしい執念(笑)
お出迎えして数日後に、人馴れしてもらうために触れ合ってみた。ネットの記事を参考にして、とりあえず掌に包んでみる。
掌の中でぷるぷる震えながらも脈打つ鼓動が伝わってくる。少しずつ震えが収まり、中でキョロキョロと動き始めた。慣れてきたかな?と思った瞬間ガブッとやられた。割と痛い。そして小指の先からじんわりと血が滲んだ。
これがジャンプによる初の流血事件である。
それからも、掃除のために移動させようと掴んだ時にガブッとされたりして、計3回ほど噛まれた。
ちょっとトラウマになりかけている(笑)
とりあえず、無理に触るのは諦めて、環境に慣れさせる事から始めた。何もしてこないという安心感を持ってもらうべく、掃除や餌の交換をメインにしつつ、できるだけケージの前で過ごした。
するとケージの前に人がいても夜間ならチョロチョロと警戒しながらも出てくる事が増えた。
それから少しずつケージ内のレイアウトを増やしていき、ジャンプが楽しめるようにした。
今はもう夜間にケージ内を飛んだり走り回ったりしている。かなりすばしっこいため、脱走されると一環の終わり。
100均アスレチックはめちゃくちゃ使ってくれている( -`ω-)👍🏻
鳴き声は小さくて、基本的にはポポポ?プププ?で、威嚇の時?はチチチ?キキキ?だったりする。
めちゃくちゃ可愛い。
最近は少しずつ人にも慣れてきて、稀に手で持った餌を食べてくれるようになった。
(出てくるまでかなり時間かかるけど(笑))
たまに掃除で隠れ家を退かした際に、丸まっているジャンプの背中を撫でたりして、ちょっとずつ慣らし中😌
前ほどではないけど、まだプルプルしている。
まぁ、まだ1ヶ月も経ってないので仕方ない。
ジャンプが来てから生活スタイルが少し変わった。
トイレは覚えないので、朝は汚れた🦈と🍄を洗う掃除から始まる。そして、夕方には基本的に豆電球の光で過ごす。正直、私もまだ慣れてない、お世話というよりは暗闇生活に🤣
ジャンプとも、暗闇生活とも徐々に慣れていけたらいいなと思う。焦りは禁物。
いつかベタ慣れを夢見て気長ね( ¯꒳¯ )✨