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冬の五竜岳と大やけど
FJALLRAVEN by 3NITY TOKYO 桝尾です。
今シーズンは冬季山行の経験をより本格的に積みたいと思い、足繁く雪山に入っています。先日も北アルプス北部後立山連峰にある五竜岳に行ってきました。
五竜岳は雪の付き方が戦国時代の武田氏の紋章に似ていて、昔それを見た人達が「御陵(ごりょう)」と呼んだのが「五竜(ごりゅう)」と変わって今の名前になったという説もあるそうで、実際に行ってみると確かにしっかり武田菱の雪形が確認できました。
武田菱
(画像はこちらから引用https://kotobank.jp/word/%E6%AD%A6%E7%94%B0%E8%8F%B1-560065)
「一番高い点の右手に五竜岳の武田菱が見える」
今回の予定
今回はまず遠見尾根をひたすら進んで、いい感じのテン場を探してそこで一泊。翌日早朝、山頂に向けてプッシュ後、来た道を戻って下山という流れでした。
そもそも五竜に決めたのは、先日五竜に行かれたお客さんの一言。
「ありゃあ素晴らしい場所だった、行くべきだよ」
この「ありゃあ」という言い方から、とんでもなく良いものを見てきた感じがひしひしと伝わってきて雪の残っている今行こうと思い決定。
最高の2日間と真っ黒い代償
で、結果的にすごく内容の濃い1泊2日の山行になって個人的には大満足。20Kgほどの荷物を抱えながらの長時間行動や同行した先輩から教わるテン場整地のコツ、雪の状態を見ての判断など自分の山行の幅を広げるために知っておきたいことを学べました。
「登山計画書は忘れずに」
「尾根下のスキー場で声をかけてくれたスキーヤーの方。御年87歳」
「ひたすらに長い遠見尾根」
「鹿島槍を見ながら眠る」
また、山頂直下は思ったより傾斜がきつく、ほぼノートレースでここ数日誰も立ち入っていない様子。ピッケルはあるものの、落ちたら絶対止まらないだろうなと考えながら登った核心部は中々緊張しました。
ただただ充実した2日間。
しかし、、、
見出しにも書いたとおり下山後の温泉で自分の顔を見て驚愕。
最高の2日間の真っ黒い代償でした。(自業自得)