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Kankenから感じるスウェーデンらしさ


FJALLRAVEN by 3NITY TOKYOの桝尾です。


FJALLRAVENのアイコン的バッグであるKanken。

本国スウェーデンではもちろん、
日本でも子供から大人まで多くの方に愛用して頂いています。

そんなスウェーデン生まれのKankenですが、
皆さんはどんなところにスウェーデンらしさを感じますか?

鮮やかなカラー、飽きのこないシンプルなデザイン

など思い当たるスウェーデンらしさは幾つかあるのですが、
個人的に一番スウェーデンらしさが凝縮していると思うのがこれ。



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「また地味なところ取り上げたな」
なんて声が聞こえてきそうですが、もう少々お付き合いを。

たしかに目立たない箇所ではあるのですが、
スウェーデンらしさが凝縮しているのは実はここな気がします。


型崩れ防止ともう一つの重要な役割


何事もなく続きを書こうとしていますが、こんな言葉が聞こえてきますね。


「そもそも何ですかこれ?」


たしかに目立たない色ですし、特別これに注目することないですよね。
聞けば、これを間違えて捨ててしまう人も多いそう。

実は、これは型崩れを防ぐためのパッドなのです。

「なんだそれだけか」

と思った方、まだ終わっていません。
もう一つ、型崩れ防止の他に非常に重要な役割があります。


その役割というのが、






座布団。





随分、日本ぽい言い方をしてしまいましたが、
そう、外で座る時などに使うシートになるのです。


では、Kankenにこれが標準装備されていることが、
どうしてスウェーデンらしいのか自分の見解を軽くご説明しますね。


キーワードは「フィーカ」「日照時間」 。



フィーカ大好きスウェーデン人


知っている方もおそらく多いスウェーデンの文化「フィーカ」。

実は奥が深いのですが、ざっくり言うとコーヒーブレイクのことです。

フィーカはスウェーデン人の生活に欠かせないもので、
大学や職場でもフィーカの時間が設けられていることが多く、
休憩の意味合いだけでなく、
クラスメイトや同僚とのコミュニケーションの機会にもなっています。


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(*野郎のフィーカですが、ご勘弁を。)


そして、このフレーズ。

Ska vi fika?
(フィーカしない?)

スウェーデン語を学びたての頃に大体覚えておくといいと言われるのですが、それくらいスウェーデンの生活にフィーカは根付いているのです。

特に夏は公園の芝生の上などでフィーカしている人も多く、
そんな時にKankenに入っている例のやつが非常に役に立つのです!!


冬は日が昇らない町も。スウェーデンの日照時間。


スウェーデンは日本と比べると緯度が高く、
一年を通じての日照時間の差がとても大きいです。

なので、スウェーデン北部では、
冬に日が一日中昇らない「極夜」という現象すら起きます。

以前、北極圏にある町を訪れた時に、
そこに住んでいるスウェーデン人が言っていました。

「ビタミンDのサプリがマジで大事。死活問題だから。マジで。」

最初は「はい?」と思ったのですが、
日が昇らず、日光を浴びることがないので、
ビタミンDをサプリで摂らないと健康に影響が出るそう。


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極夜はちょっと極端な例ですが、
首都ストックホルムでも11月は7時頃に日が出て、16時頃には日が落ちます。

日が落ちるのは早いわ、寒さは尋常じゃないわで、
スウェーデンの冬はとにかく厳しいのです。

その一方、夏は冬の反対で日が長いです。

そして、厳しい冬を知っているからか、
スウェーデンの人達は夏に外で過ごす時間をとても大切にする印象があります。

例えば、友人とのフィーカも店内よりテラス席にしたり、
留学時の夏にクラスメイトとの打ち合わせはよく公園で行われていました。

話を戻すと、夏は外で過ごすことが非常に多いので、
とにかくシート的なものがあると結構便利なのです!!



総じて、
非常に地味で注目されないKankenのシートパッドなのですが、
個人的にはスウェーデンらしさ満点だと思うのです。

なので最後にこれだけは言いたい。




是非、間違えて捨てないで下さい!!!



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