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焚き火の美学
「人の焚き火には手を出すな」
この言葉は、キャンプ業界で言われる暗黙のルールです。
基本的な火の起こし方、薪の配置をマスターしたらあとは自身の思うがままに
焚き火をする。
この言葉を初めて聞いたのはキャンプインストラクターの資格を取得した大学でした。
確かに先生方に焚き火のイロハをたくさん教わりました。
でも最終的に先生方は
「人それぞれの焚き火があるから、自由でいい」
と口を揃えて言いました。
どんなにキャンプの現場で働き、経験を積んでも人の焚き火には手を出さない。
そこにはその人なりの焚き火の美学があるからです。
僕自身の焚き火の美学は、
「始まりから終わりまで美しく。」
燃える火は美しく心が癒されます。
しかしただ薪を燃やすだけでは途中が美しいだけです。
始まりから終わりまでを美しくするためには、
薪選びの際によく燃える枯れた木々を見極める。
火口は丁寧に作る。
薪のくべ方やタイミング。
終わった際の炭の処理。
全てはそこにある自然への影響を最小限にするため。
立つ鳥跡を濁さずと言いますが、立つ前から意識する。
そうすれば自分たちよりも下の世代が、同じ場所で同じ事をして感動できる。
そんな環境を作り、保つことが大事だと感じているからです。
そんな未来の「タキビスト」の為にも自身の焚き火の美学に磨きをかけて、より良い焚き火ライフを送っていきます!!
それではここら辺で!
FJALLRAVEN by 3NITY 新宿小田急ハルク 小林でした!_φ( ̄ー ̄ )
また次の冒険でお会いしましょう!