アイドル矢吹可奈がグローインミュージック!を歌うまで
まえがき
THE IDOLM@STER MILLION LIVE! 10thLIVE TOUR Act-2 5 TO SP@RKLE!!お疲れ様でした!!!!!!!!!!
この記事は矢吹可奈Pである筆者アンスズPこと燕子花ようちゅうが、Act-1で『オリジナル声になって』Act-2で『グローインミュージック!』を現地で浴びた事により持ち前の担当への激重感情が激激激重感情くらいになったので、これまでの可奈のソロ曲の軌跡を改めて辿っていこうと形にしてみたものです。
この記事で触れる公式要素は以下のみです。
・THE IDOLM@STER MOVIE 輝きの向こう側へ!
・矢吹可奈のソロ曲4曲
・アイドルマスターミリオンライブ!シアターデイズにおけるメインコミュ
・アイドルマスター関連の周年公演
また本分で引用している楽曲の作詞家さんは敬称略で失礼いたします。
なお私の周りに可奈Pの友人が一人もいないため、あくまで検証の甘い個人の妄想が過分に含まれた自分語り考察でしかない事をご了承ください。
間違っていたらこっそり教えてね。
自己紹介
はじめまして!
アイドルマスターミリオンライブ!で七尾百合子と矢吹可奈の担当プロデューサーをしておりますアンスズPこと燕子花ようちゅうと申します。
百合子のPアンスズと可奈のPアンスズはそれぞれ別人と考えているので今回は可奈Pの方のアンスズですよろしくね。
ASは水瀬伊織、シンデレラガールズは道明寺歌鈴、SideMは天道輝と冬美旬、シャイニーカラーズでは暫定ですが黛冬優子を担当しています。
ミリオンライブとの出会いは3rdライブツアーの頃に親友におもむろに観せられた2ndライブのBDでした。
そこから色々あって4thDAY1で現地初参戦。10thツアーは全通を目指しています。
可奈を担当する事になったきっかけは3rd名古屋公演で観た『おまじない』でした。これはまた後ほどおまじないの項目で触れます。
人生の殿堂入り曲は『おまじない』『サンリズム・オーケストラ♪』『わたしは花、あなたは太陽』です。
そんな感じのミリオンライブ!箱推し生きがい民です。
よろしくお見知りおきください。
0.THE IDOLM@STER MOVIE 輝きの向こう側へ!
可奈を語るのにはまずこの映画に触れないことには始まりません。通称ムビマス。
私達を輝きの向こう側へ導いてくれつつ、39プロジェクトという形で新しいアイドル達に出会わせてくれた第一歩でした。
公開直後初めてムビマスを観て可奈に抱いた感想としては、強い言葉になってしまいますが「好きになれない」でした。
作中の可奈(以下ムビ可奈)は、天海春香に憧れを抱いてアイドルになる事を目指した心も身体も未熟な少女として描かれています。
彼女の原動力は"春香ちゃんに憧れている"ことその一点。初めての大舞台を目の前にして初めての大きな挫折を味わう14歳の少女が命綱にするにはさすがに細く弱く感じます。
二ヶ月ほど前偶然にも9年ぶりにムビマスを見返す機会がありました。
緊張しながらもムビ可奈を最後まで見守って思ったことが"この可奈はおまじないを持っていなさそうだ"ということでした。
私の大好きな可奈と、最初に好きになれないと感じてしまったムビ可奈の決定的な違いがここにあるのかと思います。
挫折をし逃げメンバーに迷惑をかけ、それでも春香さんに救われた彼女が言うのが冒頭の言葉です。
ムビマスにおける矢吹可奈は、名前や個性が付いている中では初めての"天海春香に憧れてアイドルになったアイドル"の第一人者としての役割を与えられたキャラクターと解釈しています。
このアイマス世界において、それがどれほど大きくて重たいポジションか年月が経つほど身に沁みます。
甘いと言われても絶対に可奈を諦めなかった春香こそ、この世界の根幹であり可奈が目指す姿なのでしょう。
ムビマスのテーマは『未来』だと私は受け取っています。
アイマスの未来。765プロの未来。アイドル達の未来。プロデューサーの未来。
765からミリオンに繋ぐ未来、春香から可奈に、そして可奈から春日未来に繋ぐこれからの未来。
そんな大きな夢が詰まった作品の本当に大切な役割を与えてもらえたアイドル矢吹可奈の一歩目でした。
そしてミリオンライブ10周年の今!!!
見ましたか全世界のマスピを愛するプロデューサーさん!!!!!!!!!!!!!!
うわーーーーーーーーーーん!!!!!!!!
あーあアンスズP泣いちゃったあーあ。
先日のミリオンライブあちこち開演生配信を見ていてこのイラストが発表された瞬間に号泣しました。プラスの感情であれほど泣きじゃくったのなんていつぶりだろうか…。
カードイラストも最っっっ高でしたね。また泣きそうなのでそちらは上げませんイベントを楽しみにしましょう。
noteを書くために毎日可奈のことを考えていたら公式から爆弾が降ってきました。
ムビマスは自分にとってもとても大切な作品だったのに、それから何年かして可奈のプロデューサーになった事により心の傷みたいになっちゃってたんですよね。
本当にありがとう公式さん。
可奈Pさんだけでなく、色んなアイドルのプロデューサーさんがそれぞれ色んな思いでマスピのゲーム映像やこのイラストを見た事でしょう。
ずっとずっと大好きでよかったね。
アイドルマスターって最高なんだ。
永遠に重たくなってしまいそうなのでそろそろ本編のソロ曲に触れて行きたいと思います。
既にゆうに2000文字超えてるんだよなどうなっちゃうんだここから。
1.オリジナル声になって
アイドル矢吹可奈が初めてもらった大切な大切なソロ曲です。
やはり最初に思い出すのはMOIW2014にて目を真っ赤にした木戸衣吹さん(以下木戸ちゃん)がいっぱいいっぱいになりつつも精一杯歌い切るあの姿です。ムビマスで大役をやり終えた可奈と、最年少で大役を任された木戸ちゃんがとても重なってみえました。
3rdライブツアーでも最終公演の幕張まで温存し、各公演でリーダーを務めた演者によるソロラッシュの際に披露されていました。
ミリオンライブ!の楽曲の中でも屈指の短さ、歌詞量の少なさを誇るオリジナル声になってですが、そこに込められた思いはとても大きく感じます。
冒頭に一番好きな歌詞を載せさせていただきました。
可奈のソロ曲のテーマとして一貫しているのがパーソナルな要素を出すにしてもあくまでステージで歌を届けるアイドルからの視点にとどめている事、
歌を届ける先に想定している不特定多数の『君』がいてその君たちと一緒に歌を歌って夢を応援したいという想いです。
歌が大好きでアイドルの力を信じているからこそ、ファンのためにというアイドルの本質をごく自然に突いてくる14歳本当にすごい。
一番最初のソロ曲ですが、矢吹可奈がアイドルを続けている以上一生彼女の根幹にあり続けるだろう自己紹介のようなソロデビューでした。
さて、ミリオンライブ!10thライブの記念すべき幕開けとなったAct-1のday2にて実に3rdライブぶりにオリジナル声になってが披露されました。
1stライブから4thライブの振り返り公演ということで予想できていたとはいえ、10年経った今浴びるオリジナル声になってはもう、ね、もうね………
うわーーーーーーーーーん!!!!!!!でしたね。
元気いっぱい歌が大好きステージに立つのが楽しくて仕方なくって幸せいっぱい、という矢吹可奈100%ストレートの最っっっっっ高のステージでした。
これまでで一番元気な『やっぱり歌が大好き』
そして最高の笑顔の『ありがとう!』
おっきくなったねーーーーーわーーーーーーーーーーーーーん!!!!!!!!!!
私は可奈の歌が大好きだよ!!!こちらこそありがとうだよ!!!!!
ああもう書きながらまた泣けてきちゃった。
震える声で絞り出した『やっぱり歌が大好き』が、10年経ってこんなに幸せな大好きになるだなんて。
本当に本当に幸せな3分間でした。
そして8th≡君彩≡あたりから細かい表情一つ一つが可奈にしか見えない木戸ちゃんの表現力の高さに改めて震えました。
ということで、宝物のような経験をしてまた一つ激重と化したのでした。
ミリシタのコミュの印象的なキャプチャをいくつか貼って次に行きます。
2.おまじない
自分語りをします。
私が矢吹可奈の担当プロデューサーになったきっかけを簡単に説明すると、2ndライブで披露したおまじないからの3rdライブで披露したおまじないのパフォーマンスの変化に大変驚いたという点でした。
2ndは震えて泣いていた木戸ちゃんからの脱却のイメージだったのですが、一年経って伸びやかなダンスと自然なキラキラした笑顔のアイドルへ飛躍しておりものすごく衝撃を受けました。同時に曲のパワーや矢吹可奈のアイドル力に惹かれました。
すぐにおまじないを聴き込み改めて歌詞を読んだ時の衝撃もまた凄まじく、誰かのために強く優しくあろうとする彼女に人生ごと背中を押してもらい心に絶対のおまじないをもらいました。
ぜひ一度おまじないの歌詞を度じっくり読んでみてください。きみコさんは天才なんだ。
そうして矢吹可奈のプロデューサーとなった私が初めて現地参戦した4thライブday1にて、全体曲と挨拶の後に待ち構えていたソロ曲一曲目がなんとおまじないでした。
まずイントロを聴いてパニック。最高の笑顔で歌って踊る木戸ちゃんの姿にじわじわと現実を噛みしめ、隣の隣の席のプロデューサーさんになぜか頂いたUOを『約束だよ!』で折りました。
と思いきやアウトロで親友の担当である望月杏奈役夏川椎菜さんが登場し並んで踊る姿に混乱を極める私。
どんな運命力なの!!!!!!!!!!!!手加減して!!!!!!!
こうしておまじないは燦然と輝く私の絶対となりました。
出会いの自分語りおしまい。
おまじないは可奈の弱い部分もさらけ出し、説得力を糧とした『きみ』への全力の大丈夫だよという祈りを歌にしています。
悲しいことも少し、泣いてた小さな頃、本当は臆病な私、何度でも立ち止まり、暗い夜。こう並べてみるとプラスの感情ではないフレーズがたくさんありますね。
ただそれだけでは終わらせません。悲しいことは笑い飛ばしたいし、何度立ち止まってもまた歩き出します。暗い夜もあれば明るい朝もあるけれど、唇に歌を携えることを忘れません。
そして誰にも負けないおまじないを教えてくれます。
絶対大丈夫だと、そばにいて優しい歌を歌って、夢を追いかける『きみ』と歩幅を合わせてくれるんです。そして指切りをして歌のおまじないをくれます。
愛を司る天使かな????????????????????
自身の過去のルーツに触れつつ、どんなアイドルになりたいのか、『きみ』にとって自分の歌がどういうものになって欲しいかを全力パワーで投げかけて(かつ、全力パワーで可奈Pの涙腺をぶち壊して)くれる二曲目でした。
最後に、可奈にとってのおまじないとは。
歌。仲間。春香ちゃん。M@STERPIECE。あんまり並べると無粋ですね。
これからも可奈にとってのおまじないがたくさんたくさん増えていきますように。
私にとっては可奈の存在自体がおまじないです。(激重)
3.あめにうたおう♪
可奈と雨、といえばムビマスの終盤を思い出します。
その印象をライトなミュージカル調でポップに温かく塗り替えたのがこちらの名曲です。
一度聴いただけで、雨の中傘を片手に長靴で歌いながら踊っている可奈の姿が見えるような気がしませんか??一緒に踊りたいね?
一般的に雨の日が好きだという人よりも、雨の日が苦手な人の方が多いかと思います。そんな少し憂鬱になってしまう景色の中で一貫して幸せな歌を並べていきます。
なんせ上から降ってくるのは雨じゃなくて音符だしね。雨音ですら可奈にかかったら素敵な伴奏なんだから。
可奈はミリシタになったところで特別強い女の子という訳ではありません。落ち込むし涙も見せるし歌が上手じゃない自分を恥じもする。ただとにかく素直でまっすぐなんですよね。
そしてそれに気付いてフォローできるプロデューサーがいる。
私は可奈を信用しているし、可奈は私を信頼してくれている。
ちょっとかわいすぎるな。
可奈自身の雨に対する思い出を楽しい歌で彩って上書きしようという意思。
それが強さから来ているのではなく、アイドルとして少しずつ成長した今の精一杯を調子外れでもいいから届けようとたくさん考えて伝えてくれているように見えます。
等身大の姿と、なりたいアイドル像の融合とでも言うのかな。
所々に春香さんへの想いも見て取れる気がします。(考えすぎでしょうか)
世界線が真っ直ぐ地続きになっている訳では無いと思いますが、過去があるからこそあめにうたえる今があるのでしょう。
ムビマスを思い出させつつも前向きな成長を見せてくれる、やっぱり可奈を語るには欠かせない大切なピースの一つとなる三曲目です。
次の披露がいつになるか想像もできませんが、現地で出会える機会があれば最後のパートは是非覚えて歌ってください。
可奈と木戸ちゃんと、一緒に夢を叶えましょう。
4.グローインミュージック!
全力でコールを届けられるグローインミュージック!最っっっっっ高だったねーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!
これが書きたくてこのnoteを思い立った訳ですから騒がしくなってもいよね???????????
初めて聴いた時から可奈に、木戸ちゃんに、この景色を見せてあげたかったんです。
私が言うことでもないのだけれど、可奈Pでないプロデューサーの皆さんも楽しそうにいっぱいのコールありがとう本当に嬉しかったようわーーーーーーーーーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!
一緒にUOを焚いてハートの温度を上げてくれありがとう。最高の景色でした。ああまた泣いてる。
待望の全力コール曲です。
あめでうたおうで一緒に歌ったから今度は一緒に歌いながらもっと楽しくなっちゃおうって、会場が一つになってみんなが笑
顔になってそれが可奈の信じている『音楽のチカラ』なんだ!!!って。
んんんんんんんんプロデューサー天才。
ただの元気曲と思うなかれ。ムビマスから一歩一歩着実に成長して、仲間ができたり、めいっぱい悩んで答えを見つけたり、プロデューサーと絆を深めた今の可奈だからこそ歌える歌なんです。
まあ可奈の末恐ろしい所はこの曲のタイトルにあるんですけどね。
グローインミュージック!
つまり成長中の音楽!
矢吹可奈の成長はまだまだ止まらないんだ!!!!!!!!!!!!!!
騒ぐだけ騒いで演出関連のこと何にも触れていなかったのでツイート(ポスト?)を置いておきます。
終.アイドル矢吹可奈がグローインミュージック!を歌うまで
この記事は現地で声出しグローインミュージック!を体験し胸がいっぱいなった可奈Pが、他のアイドルのプロデューサーさんや最近ミリオンライブ!を知った方々に少しでも可奈の魅力とここまで歩いてきた道のりを知っていただきたくて筆を取ったものでした。
等身大の弱さを持った太陽のような愛の化身、それが矢吹可奈です。
彼女が夢を見つけてから、一人のアイドルになってグローインミュージック!を歌うまで、簡単な道のりではありませんでした。
それでもこれからも可奈はずっと歌を届け続けてくれるでしょう。
私達プロデューサーも隣で元気を貰いながら一緒に夢を追いかけていきたいと思います。
願わくば、皆さんにもおまじないが届いていると嬉しいです。
おわりに
来る8月18日は矢吹可奈の誕生日です。
そして待望のアニメ版アイドルマスターミリオンライブ!劇場先行上映の初日でもあります。
おめでとう!!!!!!!!!!!!!!!
国民の祝日にしましょう。
ミリオンのアニメ化に関しては数年にも渡る重たくも重たいどろどろとした気持ちがあるのですが、もうこの際過去のことなんて忘れましょう。
アニメ楽しみだねーーーーーー!!!!!!!
嬉しいねーーーーーーー!!!!!!!!!!
なんと今回劇場舞台挨拶のチケットが当たりました。でへへ。
どうせ私は引くほど泣いて劇場が明るくなっても立ち上がれない未来が見えますが、
全国のミリオンライブ!のプロデューサーさんも、ミリオンライブ!はじめましてのプロデューサーさんも、とりあえず観てみようと思った数奇な映画好きさんも、みんなみんな楽しみましょう!!!!!!!!!!
最後に夢を一つ置いていきます。
矢吹可奈役木戸衣吹さんが歌唱するM@STERPIECEのステージがこの目で見たい!
その時は是非、天海春香役中村繪里子さんの隣に並んでいますように。
最後までご高覧いただきましてありがとうございました。
追記(2023/08/16 21:30)
事前に校閲をお願いしていた親友から宝物のようなカウンターnoteを貰いました。
今日は友人が遊びに来ていたのでへらへらお酒を飲んでいたらラインに届いており、トイレに駆け込み泣きながら読みました。
彼女がいなければ今の私はいません。
めげずにこつこつとミリオンちゃんの布教を続けて、私をここまで連れてきてくれてありがとう。
世界で一番大好きです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?