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お口のテーマパーク、絵本出版決定
こんにちは、I&Company代表取締役CEO・歯科医師の多和実月です。
弊社の事業ブランド「お口のテーマパーク」
これまでイベント形式で展開してきましたが、なんと!絵本を出版することが決定しました!!!
このプロジェクトはお口サークルのメンバーだけでなく、クリエイターの皆様にもご協力いただいて進行中です。
今日は主に絵本制作に至った経緯を皆様と共有できたらと思います!
なぜ絵本なのか
とあるイベントの帰りに何か持ち帰ってもらえるものがあれば、繰り返し学習してもらえるのではないか...「リーフレットをつくろう!」という案が出ました。
でもリーフレットって絶対に捨てるよなあ...
受け取らないという私のようなミニマリストは少数派かもしれませんが、ぶっちゃけ皆さんも自宅で捨てません?
繰り返し学習してもらうためなのに捨てられやすいものを届けるのは矛盾しているし、そもそもゴミを増やしていること自体が事業活動において本末転倒だよなぁと...
これらの違和感を抱えていた際に、偶然にも東京防災の制作側の方からお話を伺う機会がありました。
そこで知った「捨てられないための工夫」
情報を届けるためには、
1.まず中身を開けてもらえること
2.その後に処分ではなく保管してもらえること
何でもすぐにメルカリ行きにするミニマリストの私でさえも、本棚には数冊の絵本があります。
なぜだろうか?
何度も読んでボロボロになった「はらぺこあおむし」、続きが楽しみだった「バムとケロ」、両親が私にプレゼントしてくれた「ちいさなあなたへ」
これらは想い出に強く結びついているから捨てられなかったものでした。
私たちが伝えたいお口からの健康との共通点
•何度も繰り返し知ってほしいもの
•世代を超えて継がれるもの
•誰かに贈りたくなるもの
これはリーフレットじゃなくて絵本だ!!!!ビビッときたのです。
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プロジェクトの一時中断
そして2024年7月、社会起業家支援プログラムCOMPJに採択された機会を活用して絵本プロジェクトを本格的に実行していこうと考えました。
すべての人が自分らしく健やかに過ごせる社会を実現する。「日本全国、そして世界に」が目指す事業のスケールです。それには専門家に教わるのではなく、地域住民が学び合う「仕掛け」が必要だと考えます。
その第1弾として、人生ゲームの絵本化に挑戦します。
当時のnoteに本当にこう書いてる...!
ところが意気込んで参加したのも束の間、1週目にして打ち砕かれることになります。
「それがビジネスなの??」
仮に単価2,000円で1回のイベントで5冊売れても10,000円の売上。1,000回イベントをやってようやく売上1,000万円の世界です。
持続的な仕組みとは言えない...活動と事業の違いを起業3ヶ月目でようやく認識しました。
起業家がやるべきことは一発花火を打ち上げることではなく、花火大会がコンスタントに開催される仕組みを作ることです。
「自分が健康でいたい人」よりも「周りに健康でいてほしい(いてもらわないと困る)人/組織」のニーズが大きいのではないかと仮説を立て
BtoC時代に蓄積してきた顧客インサイトを強みに、先進的な医療機関やCSRに意欲的な上場企業等へ価値提供するBtoBtoCのビジネスモデルにピボットしました。
経営者の一丁目一番地は儲けることで、利益の追求です。これは社会課題解決を掲げる社会起業家も同じ。社会性と経済性を両立したインパクトを追求するからこそ、意義深いことであると同時に不確実性の高い挑戦だと私は認識しています。
自らは起業の道を選びましたが、同時に「儲からないけど、意義のあること」「儲からないけど、ワクワクすること」も必要だと切に感じました。ならば、これを仕組み化してしまえば事業化できるのでは...?と思い、活動家のコミュニティ「お口サークル」を運営することにしました。
ここからは偶然にも運が良かったことなのですが
お口サークルの代表は趣味でアート制作をするほどクリエイティブな子で、幼い頃は絵本作家になりたかったそうです。
大規模且つ長期戦になるプロジェクトほど、率いる人の本物の想いは強いです。彼女ならこのプロジェクトを託せると思いました。
このプロジェクトにおいて私が取り組んだことはコンセプトメイキングとチームの采配のみで、あとは全てリーダーを始めとするプロジェクトメンバーに任せています。
みんなのお陰で、私は事業活動に専念しながらプロジェクトを並走させる選択を取ることができています。
経営者としての楽しさ
私はまだまだ経営者としては雛なので、経営の魅力を伝えるには及びませんが
自分がやりたいことを自分でするのは趣味の領域で、事業はチームでやること。(自分で創業した経営者は仕事を趣味レベルで楽しんでいるいう側面はありつつも、「趣味が仕事しかない」という方は少ないです。)
経営者がやるべきことは真っ白のキャンバスに鉛筆で輪郭を描くことまでです。それができない経営者はまだまだ無能、一方でそれ以上をやってしまう経営者も無能です。
出資者あるいはお客様からはお金を、スタッフからは時間を頂いて、経営者は仕事をさせてもらっています。事業において自分自身は主役ではなく、単なる出力装置の1つにしか過ぎない。
側からどう見えているかは分かりませんが、そんなに華やかな仕事ではないです。その中で楽しいと感じるかは、周囲の成長や奇跡に喜びを見出せるか次第かなと。
先ほど絵本制作における私の役割は終えたと述べましたが、「制作した絵本をどう届けていくか、活用していくか」を考えるのは私の仕事になります。プロジェクトメンバーが熱意と誠意を持って制作にあたってくれているからできることであると同時に、果たさなければならない責任だと気が引き締まります。
いつも読んでる大好きな絵本が、
実は「お口の健康」が学べるものだった…
この世界をみんなで起こせたらエモいよね!!!
まずは「お口のテーマパーク」が完成することを、誰よりも楽しみにしています!!!
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