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「萌木の村」と、その周辺のおすすめスポット

萌木の村、山梨県北杜市高根町清里

ほぼ毎年、8月のお盆休みを中心に萌木の村に立ち寄っていた時期があった。土産物というか色々な細工、工芸品や食材、ビールを売っている店があり、お盆休みは都内の繁華街のような混雑になった(ちょっと前の話)。

おいしいソフトクリームを食べながら羊が放牧されている様子を見るとか、村一帯がコンパクト(といってもかなり広い)に飽きないようにデザインされている。宿泊施設も村の中や周辺にある。

羊たちがのびのびと草を食む

ここまで来たのに、原宿のように混雑する日にあたった場合はちょっと不愉快だったが、今となってはなつかしい思い出だ。今はそこまで混まないかもしれない。フィールドバレエの会場も村の中、羊たちの居場所から近い。

萌木の村がある山梨県、清里一帯は一時のブーム(1980年代)からすたれた印象があったのだが、清里駅から離れたここ「萌木の村」を中心に復活した様子で、ブーム期(バブル期)とは違う形で活気が出ていた。

雰囲気のある森のメリーゴーラウンド
夕闇が迫るとこんな感じ(昔のビデオ映像のスナップなので画質が・・)

清里一帯には「萌木の村」をはじめ、お薦めポイントが点在している。以前訪ねた場所は今どうなっているんだろう?と改めて近況を調べてみた。 すると大変なことが起こっていた。萌木の村の看板レストラン「ROCK」が2016年に全焼していた・・

清里、萌木の村、レストラン「ROCK」、2013年8月

大変ショックで驚くばかりなのだが、1年後には再建・再開しているとのことでほっとしている。ずっと続いてほしい店なのだ。下は当時のパンフレットに載っていたメニューの一部、今はどうなんだろうか?

2013年のメニュー

現在の姿をこの目で見てはいないのだが、元気そうな情報が日々流れてくる。昔のように今も賑わっているらしい。いずれまた訪ねたい場所だ。

コート・ドゥ・ヴェール、山梨県北杜市高根町清里牧場通り

清里周辺では点と点をつなぐと距離が結構あるので車での移動がおすすめ。たとえば、ここ、コート・ドゥ・ヴェール。狙いは、木工体験、乗馬体験と食事(バーベキュー)、動物への餌やり体験が一カ所でできる事。

2013年、コート・ドゥ・ヴェールの看板

木工体験「木遊び舎」で木の素材に着色をする。 我が家では、すでに木工されている動物等を選び、それに着色するという体験をした。着色だけでなく絵を買いたり、こどもは夢中になる。

木工体験「木遊び舎」
木工細工への塗り塗り体験ができる

「木遊び舎」の隣では乗馬体験が出来る。乗馬体験は、引き綱で周回コースを回ってくれるのだが、 大人もずっと付き添うことが出来(今はどうか不明)、 写真や動画を撮るなども可能だった。

乗馬体験、周回コースの最終コーナーを過ぎた直線

施設の入り口付近では焼マシュマロを楽しむ事ができた。奥の店ではバーベキューができるレストランもあるし、新鮮な野菜を売っていたりする。その他、山羊やうさぎ、馬に餌をあげるなどの体験ができる。

焼きマシュマロに挑む
山羊や馬に餌をあげられる場所

清里牧場通りにある「コートドゥヴェール」はこちらでご確認を。

八ヶ岳倶楽部、山梨県北杜市大泉町西井出

萌木の村は気付きやすい場所にあるが、清里周辺では 車ですっと移動すると見落としてしまう場所もある。適宜停車したり迂回して寄ると何かがある 。地場の店を見つけて入ると発見がある

お店のキャパが小さく、人気になると行けなくなるおそれがあるので紹介したくない場所もあるのが本音。 「八ヶ岳倶楽部」はキャパがあるので大丈夫だと思うし、 食事、買い物、散策など色々楽しめる場所でお薦めだ。

2010年8月に、ここで俳優の柳生博さんご本人に会う事ができた(残念ながら最近他界された事を知り、こちらもショック・・)。朝の連続テレビ小説「いちばん星」で野口雨情を演じた方だが、画面そのままの、気さくで偉ぶらないフレンドリーな良い方だった(八ヶ岳倶楽部を作ったのは柳生博さん)。

清里、八ヶ岳倶楽部のフルーツティーが最高

ここのフルーツティーとデザートは最高だ。お店の周囲で森林浴をし、その後の休憩が良いかもしれない。 清里周辺は新鮮な野菜が豊富だし乳製品もうまい。レタスの一大産地で、レタス畑が延々と続く光景が圧巻。

たくさんのレタスを載せた巨大なトラクターが公道をのろのろ走る。このあたり産のレタスは、どこへ出荷されていくのだろうか?

一角には新鮮な野菜や果実が手に入る直売店もあり、常に買物客(シニアが多い)であふれていた。今の清里の客層は、若い頃に清里で遊んだ人たちなんだろうか? 良い時代の清里を知っている人たちか、信州一帯への特別な思いを持っている層なのだろうか。

そんな感じの人たちだけではなく、もっと若い層もいるのが良い。年代を超えて遊べる場所になっていて、ファミリーでもカップルでもお一人でも楽しめる。なにしろ主役の自然は世の中がどう変わろうがずっとそのまま。ずっと変わらない場所が、猫的な自分にとっては今どきすごく有り難い。