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多重露出撮影について ④
それでは多重露出撮影の合成モードの”加算”について説明します。
①加算:全ての露光結果をそのまま重ね合わせます。単に画像を重ねると光も加算され仕上がりが明るくなります。3回以上多重露出する時は要注意。
下の1枚目の写真は内部が暗く仕上げた建物です。その暗い部分に入るように2枚目黒背景で玩具のオートバイを撮ります。2枚目の黒い部分は透過されますが、明るさは加算され、明るく仕上がります。黒以外の建物外観などに少しボケた感じや霞のかかった感じになります。
表紙の紅葉と滝の多重露出画像について
ニコンのミラーレスカメラZ6は以前に撮ったXQDメモリーカード画像に、これから撮る画像を重ねて撮ることが出来ます。下の画像は以前に撮った紅葉です。
下の画像はこれから撮ろうとしている水流の風景です。
”カシャ”シャッターを押せば表紙の多重露出画像が出来上がります。
多重露出撮影は先を読んだレイアウトが必要になるので、日頃使わない脳力を鍛える事が出来ます。遊びながら発想力の自己改革に繋がります。外出がなかなか出来ない人は家庭にある物で創作の世界を楽しむことも出来ます。
当初はがっくり疲れますが慣れて来ると面白くやみつきになります。
2枚の内、一枚が黒背景で無い時はどうなるのか?
下記1枚目の青空に赤くなり掛けの紅葉と2枚目の黒背景の白い自動車を多重露出撮影します。
自動車がボケたようになりました。
このボケ具合を少し押さえた表現が出来るのが次の”加算平均”です。
又次回の説明をご期待ください。
カメラの多重露出設定については各カメラの取扱説明書を参照ください。