上手いDJってなんじゃろうって話
3Marcoさん個人的に思う上手いDJ
どうも、VR(メタバース)を中心にDJしてる3Marcoです。サンマルコと読みます。
あなたは上手いDJってのはどんな人を想像しますか?
場を盛り上げるとか、選曲が上手い、スキル凄いとか色々あると思います。全部大事だなぁ。
そして私が思うのはもう一つ「ミスした時の修正が上手いDJ」が上手いんじゃないかな~って思います。
ミスって絶対するもんね
誰でもミスはします!本番でします!音は止まるしビートはズレる!
これを見て欲しいっ!
これは世界的DJ配信サイトBOILER ROOMのライブで起こった一幕。この人数、このテンション、音が止まったら自分だったらどうするか。こんな余裕を見せられるか?音が止まったフォローによりさらにフロアが盛り上がる…。まさに奇跡の動画。
実際ミスをフォローするには?
たとえば、わざと練習でミスをしてそれをフォローするやり方を繰り返して覚える…。それも一つの方法。
しかし現場には予想の出来ない恐ろしいミスが待っていると思います。そういうのは本番で身につくんじゃないかという個人談…。
私が現場で見てて考えるに「ミスった時にフォロー用の何かしらを持っておく」ってのが良いかもしれません。
・機材トラブル
たとえば機材トラブルがあります。その時のために、うちのPはリアルで演る時はメインのPCの他にUSBメモリと繋ぎやすそうな曲のCDを何枚かを持っていきます。
これはとあるDJさんのインタビューを読んで真似したものです。トラブル対応、大事!
・音が止まった
音が止まった時もそうです。
MCで繋ぐとかよく見ますね。それも一つのスキルだと思います(テキーラ怖い!)
私の昔から馴染みのあるDJさんは、わざと音を止めて困ってるふりをしてから一呼吸置いて「負けるんじゃない~」みたいな歌い出しを流すパフォーマンスをしていました。そこまで出来たら凄いですね。
自分の場合ですが、MC苦手なので、なるべく素知らぬふりして続けます。焦りがお客さんに見えると「失敗したな…焦ってるな…」ってすぐ伝わって不安を感じると思うので。いや焦るけどね!!
VRDJはテキーラが飛んできません!!!
・選曲のミス
音を止めたわけではありませんが、友人がとある野外フェスでDJをしていた時に詳しくは述べませんが「絶対そこで流しちゃダメだろ!」という曲をセレクトして怒られそうになったことがあります。
彼はJ-POP/アニソン中心のDJだったのですが、その時パッとカットインで切替えたのが「ようかい体操第一」です。
最初が「ようかい体操第一~!」という喋りで始まる曲なので、どんな状況でもとりあえず投げれますし、空気もガラッと変わって仕切り直し感が出てました。とぼけた曲だからお茶目。BPMもやりやすい所。
当時は爆笑しながら見てましたが、今思うと上手いなぁ~って考えれます。
彼は怒られてましたが。
こちらも後から聞くと「こういう時のフォローのために用意できる曲は覚えている」って言ってました。なるほど~。
最初がセリフ始まりとかフワーっと入ってくる曲で、なおかつどんなのでも持っていけそうな曲、あると良いかも知れません。
・繋ぎミスった
あと繋ぎのミス。
これはもう手作業で修正して頑張るんですが、最終的にダメだったら「もう繋がってなくても良いか」という考えを自分は持っています。
私が一方的にDJの師匠と呼んでいる人(身内なので名前は明かせません!)は、一時期「BPMをまったく繋がない、なのに雰囲気で繋がってるDJ」をやっていました。
これを見てたので助けられてるのもありますね。
私の周りのロックや歌謡曲などのDJさんを見てると、全てフルがけ、終わったら曲かけるなんて人はザラにいます。
アメリカのDJ、David Mancusoは原曲を重視し、ピッチコントロールやイコライザーを使わないプレイを貫きつつ、伝説のDJと呼ばれるまでになりました。
またBOILER ROOMの動画になりますが、JAZZなどを流すDJのDonna Leakeもフルがけして1曲終わったら次を流すというDJを披露しました。
この動画は物議を醸しましたが、自分的には全然良いと思います!
ハウスとかテクノのきっちりしたDJだとこういうノリは難しいかもしれないと思うんですが、生音は繋がってなくても良いという自由さがあるから自分はやりやすいし好きなんですよね。余裕ができます。余裕を持とう!
最後に
自分もまだまだ未熟ゆえ、上手いDJが出来るように頑張りたいです。
ここまで読んでいただいてありがとうございました。
(3/13 :一部修正しました。)