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3LA Interview

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#ハードコア

Kowloon Ghost Syndicateについて / Interview with Kasanuma #3

Kowloon Ghost Syndicateについて / Interview with Kasanuma #3

このインタビューが行われたのは2016年、当時の笠沼さんはKowloon Ghost Syndicateで活動しており、過去のGauge Means Nothingの話だけじゃなくて「今」の話を聞きたかった。その「今」の話もこうして過去の話になったのだなぁと思います。Kowloon Ghost Syndicateは少しだけまだ3LAに音源の在庫があるかもしれない。

前回までのエピソードは下記をご

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Gauge Means Nothing解散後、P.S. Burn This Letter, Still I Regret, そしてレーベル。音楽へのこだわり / Interview with Kasanuma #2

Gauge Means Nothing解散後、P.S. Burn This Letter, Still I Regret, そしてレーベル。音楽へのこだわり / Interview with Kasanuma #2


前回#1の流れはこちらです。

「自分では意識していなかったけど、気付けばものすごくのめり込んでいた」 P.S. Burn This Letterについて

笠沼:
gauge means nothingの解散ライブのときにTialaが出てたんだけど、ボーカルのカッキーに「俺ドラム叩けるから一緒にバンドやろうよ」って言われて、その解散ライブの数日前にアメリカでBox The
Compassという

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00's日本激情シーンとGauge Means Nothing / Interview with Kasanuma #1

00's日本激情シーンとGauge Means Nothing / Interview with Kasanuma #1

#1 : 00's日本激情シーンとGauge Means Nothing2010年代終盤から2020年を周り世界的にやってきた何度目かのEmo-Hardcoreムーブメントの1つは「skramz」として再定義され、そしてその文脈からも逸脱をしていく。2000年代の日本国内激情、そしてskramz界のカルト的存在として再評価されるGauge Means Nothing… (リイシューが最も待たれるバン

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Interview with Kazu (from SeeK)

Interview with Kazu (from SeeK)

2023年に傑作アルバム『故郷で死ぬ男』を完成させた大阪SeeK、11/4のSWARRRM『焦がせ』レコ発にて東京での年内最後のライブを行う。ライブが迫る中、本作アルバムのサウンドの肝となるギタリストKazuへの初インタビューを行いました。

3LA : おつかれさまです!どうですか!

Kazu : 2023年7月のSo Hideous(US)とのジャパンツアーが終わってからずっと忙しかったです

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「良いレコードとは、ライブで演奏しているバンドの素直な音」 Interview with NØ MAN (日本語版)

「良いレコードとは、ライブで演奏しているバンドの素直な音」 Interview with NØ MAN (日本語版)



(English ver: https://mizutanisunn.medium.com/interview-with-n%C3%B8-man-fb43f422bb35 )

3LA:バンド結成について。結成時期については2017年という説があるのだけれど、Majority Ruleとpg.99のスプリット作品のレコーディングで、Mahaがゲストボーカルで参加していました。2002年のことで

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「メキシコで難しいのは多くのオーディエンスを得られるような大都市があまりないこと」 Interview with Satón

「メキシコで難しいのは多くのオーディエンスを得られるような大都市があまりないこと」 Interview with Satón

2020年の良かったアルバムの1つにメキシコのカオティック、Satónのアルバムがある。一部の日本のリスナーには既に見つかっているバンドなのですがまだまだ知られていないバンドです。彼らから連絡が来てメッセージやりとりしていて、気づいたらCD盤も作っていて送ってくれました。楽曲もカオティックハードコアで、展開の先読みが出来ない感じのプログレッシブさはあるんだけど90年代Botch感と2010年代以降

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SWARRRM - 『ゆめをみたの』 インタビューとその考察(text by 冬のしじま)

SWARRRM - 『ゆめをみたの』 インタビューとその考察(text by 冬のしじま)

前書きSWARRRMの2021年アルバム『ゆめをみたの』がリリースされ、リリース後すぐに手にとって聴いてくれた方からの感想が続々届いていて嬉しく思います。僕自身、このアルバムは多面性を持っていて、1つの軸だけでは語り切れるものじゃない。受け取る人によってその感じ方は違うはず、と思っていました。まさにアルバム1曲目「答えが」の歌詞「誰かの決めた答えが欲しいか」という言葉が表すとおり、ネットで検索して

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Interview with ...And Its Name Was Epyon!

Interview with ...And Its Name Was Epyon!

Larry Recordsからの荷物にDIYなZINEが入っててカッケェと思って読んでみたら内容ガンダムだった。レーベルロゴまで刻印されていてこれはありなのか?全然わからない。でもギャグでやってるわけじゃない。奴らも本気だ。わからない。そんな時はインタビューするしかない。
そして、話あっていくうちに彼らの持つ思想、ポリティクス、そしてそれを含む個人の心の話、まさに現在のUSシーンを理解する足かがり

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「ハードコア、特にマサチューセッツのパンクとハードコアの血統に対する尊敬の念は間違いなくある」 Interview with CERCE

「ハードコア、特にマサチューセッツのパンクとハードコアの血統に対する尊敬の念は間違いなくある」 Interview with CERCE

(>>>> English version is here)

マサチューセッツ州ボストンのハードコア・バンド、Cerceが、2011年から2013年までの作品を収録したディスコグラフィーLPを自身のレーベル、Kerk Recordsからリリースしました。今回のインタビューはBeccaとPatrickが回答してくれています。

今回のLP化のきっかけは何だったのでしょうか?以前カセットでのリリース

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Interview with FANGE

Interview with FANGE

スラッジ、デスメタル、ハードコア、インダストリアルを融合していくフランスのFANGEへのインタビュー、特に2019年『Punir』以降に発表された『Pudeur』『Poigne』(いずれも2020年リリース)にてインダストリアルが暴走しはじめた新しい配合が生まれつつある注目バンドです。中心人物であるBenjaminとの対談が実現しました。

An interview with France's F

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